2021/04/18(日) 10:00 0 1
決勝戦のメンバーが出揃うと藤井侑吾が初めに警戒をしたのは中釜章成だった。
「初日特選はあんなに早く巻き返しがあるのかと…。最初に対戦した時は構えていたし来るとは思わなかった。S級を経験している人は違う。手のひらで泳がされた。決勝の単騎が怖い」と完敗を認めていた。
そうは言っても、ただいま4連覇中。簡単に負けるわけにはいかず、気持ちは大いに入っている。「初日は脚負けではないと思っています。気持ちや走る前の心構えの時点で負けていた。だから同じ失敗さえしなければいけると思う。初日やられた分まで勝って5連覇をしっかりと狙う」
来期はS級戦を控えるが「今からはもう9連勝を狙う事なく自分のレースをします。脚質(地脚)と同様にゆっくりじんわりと」と、焦らず地道に経験を重ね脚力をアップしていく。(netkeirin特派員)