■S班の誇りか、若手の台頭か

　松戸競輪場開設75周年記念「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は、8月23日〜26日にかけてナイターで開催される。

　今シリーズのS班は、郡司浩平、岩本俊介、清水裕友の3人。
　南関勢にはさらに深谷知広、地元の和田健太郎、青野将大が加わり、まさに盤石の布陣を誇る。

　しかし、他地区勢も簡単には引き下がらない。
　昨年覇者の清水は、S班の意地を胸に挑む。夏場は成績を落としがちな傾向もあるが、直近の「オールスター競輪(GI)」では敗者戦ながらも存在感を示し、「やはり清水」と言わしめる走りを披露。再び南関勢撃破へと燃えている。

　若手では後藤大輝、小畑勝広、篠田幸希が上位戦線での台頭を狙う。
　さらに、オールスターで躍動した鈴木竜士、北津留翼、佐藤礼文、脇本勇希ら実力者も虎視眈々と優勝を狙っている。

■今シリーズの注目選手

田中勇二

　前が不発に終わっても自ら突っ込んでいける縦脚が大きな魅力だ。直線で一気に突き抜ける展開も十分にあり、ゴール前の鋭い伸びには注意が必要となる。

岡本総

　近況で1着を重ねるなど好調をキープしており、今シリーズも注目の一人。直近4ヶ月の3連対率は55.5％と安定感も光り、勝負どころでの信頼度は高い。

木村佑来

　S級昇級後も果敢な先行スタイルを貫き、持ち味を発揮し続けている。前走の四日市では決勝に進出するなど勢いがあり、33バンクの松戸を味方につけて強敵撃破を狙いたい。

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