2021/04/18(日) 08:00 0 2
西武園競輪場で開催している「ゴールド・ウイング賞(GIII)」は17日で3日目が終了。準決勝12Rで逃げ切りを決めた野口裕史に話を聞いた。
赤板で7番手から上昇するとそのまま駆けた。緩めることなく先行勝負。巻き返した森田を不発にさせると、切り替えて捲ってきた平原康多も退けて見事に逃げ切った。
「メチャクチャキツかった。松川君が先に斬ってくれて一番良い形になりましたね。後ろの岡村さんも信頼していたし、3コーナーまでいけば何とかなると思って踏んでいました」
強力な地元トリオを破って1着はもちろん凄いが、ライン3人で決めるおまけ付き。内容も100点満点だ。
「高橋君とは対戦済み。その時は普通にカマされておわりました(苦笑)。町田君とはもちろん初めて。テレビを見ていて強いなーって思います。二十歳の子が相手だけど、先行勝負をする。ラインを生かして踏み合い覚悟でいきます。本音は踏み合いたくないけど(笑)」と最後はおどけたが、内心はメラメラ燃えているに違いない。先行選手のプライドにかけて若者相手に主導権は譲らない。(アオケイ・石濱記者)