オールドファンにはお馴染みの一発屋・高田真幸が穴党の支持に応える白星を挙げた。しかも今回はまさかの逃げ切り勝ち。

　前日のメンバー発表時には目標不在と知って「まぁ、何かやりますわ。コメント？ 『自由に』にしておいて」とぶっきらぼうに答えていたが、どこかのタイミングでやる気スイッチが入ったのだろう。

「よかった、よかった。自信なんてなかったけどね。たまたまじゃ。あっ、雨が降らなかったのは良かったのかな」。

　この日のいわき市は朝から強めの雨が降り続いていたが、このレースの時間帯には雨は上がり走路も乾いていた。昔から「雨なら高田は消し」と言われるほど、雨がダメな高田にとっては天気も味方したようだ。

　気分屋でいつ一発が出るか読めないが、それも高田の魅力。タテ脚は健在なだけに、混戦レースなら今後も注意が必要だ。(netkeirin特派員)