2022/08/31(水) 19:00 0 2
玉野競輪場のナイター競輪「両備バス杯&CTC杯(FII)」は9月2日、初日を迎える。今節のA級戦、チャレンジの見所は以下の通り。(町田洋一)
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今節は追加の斡旋だが、デビュー当初は“脇本雄太2世”と呼ばれていた上杉嘉槻。今年4月開催の四日市でS級特進に王手を掛けたが2着で失敗。その後は、勢いがなくなってしまったが、先を見据えて先行に拘っている。狙っての捲りは下手だが、400バンクなら2周逃げ切る能力がある。
番手は同県の高間悠平。A級の仕事人だし、今シリーズの競走得点のトップ。この2人の福井コンビのワンツーが人気になる。3番手は動ける佐川翔吾と見るが、高間悠平の気持ち次第では、福井コンビの間に入るかも。その佐川翔吾もA級戦では自力で安定した成績を残している。
中部地区の機動型は、ベテランの竹澤浩司と、ポテンシャルの高い井上嵩。竹澤浩司は日本大学出身で、後輩達からは神様と呼ばれている。普段は温厚だが、学生時代は厳しかったとか。デビュー当初の井上嵩は、恐ろしい選手が誕生したと言わしめた程だ。それぐらい、鮮烈なデビューをしている。
地元は棚橋勉が点数を持っているが、中四国の自力選手が手薄。1班の三宅旬や土井勲も厳しい戦いになる。2班には、先行の職人の増成富夫や取鳥パパ(取鳥敬一)がいて予選突破がノルマだ。
九州は優勝も可能な前田義和がいて、番手は地味だが田中洋輔。前田は7月開催の当所で走り決勝5着だったが、ずっと決勝は外していない。今期は一発目の別府で優勝している。
チャレンジは新人が5名参戦。室井蓮太朗、富武大、中川聖大の2世トリオに、地元近藤雄太、森本桂太郎と将来性がある選手ばかり。
室井蓮太朗は落車負傷明けだが未来のS級のスター。
富武大は競走センスもあり本デビューしてから確定板を外していない。