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イチの日コラム

【毎月1日更新!】石井貴子の「イチの日コラム」

2025/02/01 (土) 10:00 1

【2月イチの日】

皆さん、こんにちは!
今年は雪がたくさん降りますね。
大学を卒業するまで、冬になると毎日雪の上にいたことが懐かしいです。
今となっては、寒いのも雪も嬉しくないです。
大人になったのかな…。競輪選手になったのかも。

〇手放せない道具〇

寒いのも雪も大好きだった頃の私は、競技スキーのアルペン種目をしていました。競技スキーは『雪とスキーの摩擦抵抗を小さくすること』に、非常にシビアな競技です。種目やコンディションによっては、勝敗を左右するからです。
摩擦抵抗を減らして『よく滑るスキー』を作るために、スキーが雪に接する面にワックスを塗ります。気温、雪温、湿度に合わせて調合して、複数回塗ったり、剥がして磨いたり。レースコースの特性や標高、時間による変化なども考慮しなくてはなりません。

自転車で、このワックスに相当しそうなのがチェーンオイル。
チェーンとギア板の潤滑液となるのですが、気温によってチェーンオイルの粘度が変わることがずっと気になっていました。
寒いとねばついて、チェーンとギアが張り付く重たい使用感に。バンク内の気温が40度近くなる日には、オイルがサラサラになりすぎて機能していないように感じたり。何だかなぁ…と思いながら、2・3種類のオイルを、季節と天候で使い分けるようにしていました。

そんな中、「お貴!!これ知ってる!?」と同期の奥井迪選手が、西武園のレースで同乗した際にガリウムのチェーンルブを紹介してくれました。
ガリウムはスキーワックスを作っている会社で、日本の多くのスキーヤーにとって馴染み深く、信頼の厚いメーカーです。
「ガリウムですか!? すごい!!使います!!」と、かなり食い気味に即答したのを覚えています(笑)。
レースまでに2種類のオイルを重ねる手法も、スキーヤーならぐっとくるはず。『ベース』と『トップ』です。あぁ懐かしい。
チェーンの洗浄液も、とても使い心地がいいです。パーツクリーナーで洗浄していた頃は、汚れと一緒に油分が飛びすぎて、チェーンがキシキシしたり粉っぽくなることにストレスを感じていました。
ガリウムのチェーンルブを使い始めてかれこれ2年以上が経ちますが、この冬も頼りにしています。
今や私にとって、手放せないアイテムです。

(チャリロト卓上カレンダーの2月にいます!梅柄で可愛いです)

〇最近のあれこれ〇

2025年のお仕事は、取手競輪場からスタートしました。
参加中、部品などは検車場売店で購入するのですが、ちょっとしたお土産も置かれていたりします。
私はそれほど色んなものに手を出すタイプではないのですが、取手に参加するといつも買って帰ってくるのが…

トーストに塗って食べるピーナッツペーストです。取手駅前に小さなお店があって、そちらで買ったりもたまにします。

私が常々感じているのは、茨城の農産物はスバラシイ!ということ。野菜もくだものもとっても美味しいので、ふるさと納税でお世話になりっぱなしです。
話題にする機会はなかなかありませんでしたが、茨城にはアマチュアの頃から親しみを感じています。
今回の取手開催はサテライト水戸杯ということで、表彰式の際に所長さんと少しだけお話ししました。いつかサテライト水戸へ…とお声がけくださって、嬉しかったです。
梅の季節に、ぜひ。

【今後の出場予定】
2月4日〜6日 名古屋F2
2月20日〜22日 平塚F2

※当コラムは、事前に石井選手よりいただいた原稿を、パーフェクタナビ編集部が毎月1日に更新します。

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石井貴子

ガールズケイリンでは106期生(ガールズ3期生)として日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入り、在校3位の成績を上げ、卒業記念レースで完全優勝。2014年5月に西武園競輪場でデビュー、同開催で初優勝を完全優勝で飾る。2015年9月にガールズケイリンコレクション(松戸)を初制覇。その後も、2017年高松、2018年平塚、2020年名古屋でもコレクション制覇、2019年7月にはガールズケイリンフェスティバル(別府)を優勝している。また、2024年1月29日に佐世保競輪場で通算300勝、6月には第2回パールカップ(岸和田)でG1初優勝を達成した。鋭いダッシュ力と、クレバーなレース運びでガールズケイリンをけん引するトップレーサーのひとりとして、活躍が続く。2014年からチャリレジャー(弊社スポンサード選手)に加入。

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