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【前橋競輪G1・寛仁親王牌2025予想】データが示す波乱の兆し!売上・高配当から読む勝負の行方は?

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寛仁親王牌(ともひとしんのうはい)・世界選手権記念トーナメント(通称:親王牌)」は、ナショナルチームや日本代表として自転車競技で活躍するトップ選手が集う、G1レース。優勝者には12月30日開催の「競輪グランプリ2025」出場権が与えられ、例年波乱を呼ぶ一戦です。
本記事では、売上推移・高配当ランキング・S班成績などの客観データから、2025年・前橋競輪の見どころと買い材料をわかりやすく解説。注目選手の傾向や展開予想まで、予想の軸づくりに直結する情報を深掘りします。

寛仁親王牌のデータ分析は?(撮影:北山宏一)
寛仁親王牌のデータ分析は?(撮影:北山宏一)
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  1. 寛仁親王牌のS班での成績状況は?
  2. 寛仁親王牌の売上推移
  3. 寛仁親王牌 歴代配当金ランキング
  4. 寛仁親王牌をおさらい
  5. 寛仁親王牌とは
  6. 寛仁親王牌 最新ニュース
  7. 寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント 特集
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寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントのS班での成績状況は?

古性優作(左)と脇本雄太(撮影:北山宏一)
古性優作(左)と脇本雄太(撮影:北山宏一)

昨年の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)」は、古性優作が見事に連覇を果たしました。迎える2025年大会では、現SS班でG1制覇を果たしているのは脇本雄太ただ一人。さらに賞金ボーダー付近では、9位の新山響平、11位の犬伏湧也がグランプリ出場をかけて激しく競り合う展開が予想されます。
波乱必至のこのG1で、今年はどんなドラマが待っているのかーー。まずはS級S班の精鋭たちが寛仁親王牌で残してきた戦績と、その走りの傾向をデータで検証。過去の結果から、2025年大会の主役候補を徹底的に読み解いていきます。

S級S班の過去の決勝成績は?

優勝2着3着着外
古性優作2002
郡司浩平0002
脇本雄太2005
眞杉匠0000
岩本俊介0000
新山響平0002
松浦悠士0011
犬伏湧也0001
清水裕友0011

S級S班の選手たちがこれまでの決勝で残してきた実績を見ると、その実力差や特徴が浮かび上がってきます。

まず注目は古性優作脇本雄太の2人。ともに優勝2回を誇り、S班の中でも圧倒的な実績を残しています。古性は4回の決勝で2勝、着外2回と勝負どころでの集中力が光ります。一方の脇本は7回の決勝で2勝を挙げ、圧倒的なスピードを武器に数々のビッグタイトルを手にしてきました。

続く実績を残しているのが松浦悠士清水裕友。どちらも3着1回・着外1回と、安定して上位に絡む実力を発揮しています。特に清水は決勝常連として存在感を示しており、もう一段上を狙える位置につけています。

一方で、郡司浩平新山響平犬伏湧也は決勝での結果が伴わず、いずれも着外が目立つ形となっています。ここから巻き返しを見せられるかが今後の注目ポイントです。

また、眞杉匠岩本俊介はこれまで決勝での入着がなく、次の一戦で初の上位進出を狙います。

総じて見ると、古性・脇本の近畿勢が抜けた実績を誇る一方で、他のメンバーにも十分な潜在力があり、今後の勢力図がどう変化するか注目です。

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの売上推移

1992年前橋で開催し、今年で34回目を迎える寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント。この33年間で車券売上はどのように推移してきたのか? そして、最も熱狂に包まれた年はいつだったのか? 過去のデータをひも解きながら、その軌跡を振り返ります!


回次優勝者売上
(円)
1吉岡稔真6,505,552,200
2滝澤正光24,933,124,000
3吉岡稔真28,760,568,900
4小橋正義27,987,858,400
5神山雄一郎30,488,070,700
6神山雄一郎28,622,471,400
7小橋正義28,335,353,600
8児玉広志32,051,870,500
9神山雄一郎26,583,411,000
10小橋正義22,420,974,900
11松本整20,014,216,300
12太田真一20,907,397,500
13小橋正義16,223,964,100
14小嶋敬二14,946,399,700
15後閑信一15,553,543,000
16小嶋敬二15,453,597,400
17山崎芳仁13,541,333,300
18海老根恵太12,087,728,300
19市田佳寿浩10,646,707,400
20浅井康太10,263,486,500
21佐藤友和10,330,720,700
22金子貴志10,016,647,100
23深谷知広9,281,052,000
24園田匠9,207,639,900
25稲垣裕之8,364,705,400
26渡邉一成8,053,048,300
27脇本雄太7,683,404,900
28村上博幸6,771,676,300
29脇本雄太8,540,774,100
30平原康多7,993,053,500
31新田祐大8,318,579,000
32古性優作8,201,857,400
33古性優作8,573,110,300

注目すべきは、第1回(1992年)から第8回(1999年)にかけて見られる、売上の急成長です。特に第5回(1996年・神山雄一郎 優勝)では304億8807万700円と、シリーズの中でも際立って高い数字を記録しました。この時期は競輪人気が最高潮に達しており、吉岡稔真・滝澤正光・神山雄一郎といったスター選手たちが次々と覇を競った“黄金期”といえるでしょう。

しかし2000年代に入ると流れが変わり、第10回(2001年)以降は徐々に売上が減少。20億円台から10億円台へと水準を下げ、第18回(2009年・海老根恵太 優勝)には120億円強と、ピーク時の半分以下に落ち込みました。この背景には、娯楽の多様化や景気の低迷、そして競馬・オートレースなど他競技との競争激化が影響していると考えられます。

さらに2010年代には、売上は1桁億円台へ突入。第24回(2015年・園田匠 優勝)では約9億円、第28回(2019年・村上博幸 優勝)では6億7716万円と、長期的な低迷期に入りました。それでもなお、トップ選手たちの存在はファンの心をつなぎとめ続け、第29回(2020年・脇本雄太 優勝)以降は8億円台まで回復。

そして近年、第32回(2023年・古性優作 優勝)・第33回(2024年・古性優作 優勝)と、2年連続で8億円台後半を維持。脇本雄太平原康多古性優作といった現代のスターが牽引することで、売上は底を打ち、再び上昇の兆しを見せています。

30年を超える歴史の中で、寛仁親王牌は何度も時代の波に揉まれてきました。それでもトップ選手の存在とストーリー性のあるレースが、ファンの心を動かし続けていることに変わりはありません。今後、再び“競輪の黄金期”を迎える日が来るのかーーその行方に注目したいところです。

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント 歴代配当金ランキング

寛仁親王牌の高配当ランキングは?(写真提供:チャリ・ロト)
寛仁親王牌の高配当ランキングは?(写真提供:チャリ・ロト)

寛仁親王牌では、毎年のようにドラマチックな決着が生まれています。堅実な決まり手で終わる年もあれば、思わぬ伏兵が飛び出して超高配当となるケースも。
例えば、3連単の配当がわずか2,500円にとどまった年もあれば、20万円を超える驚異の大波乱が起きた大会もありました。

果たしてどの開催場が最も「荒れるバンク」なのか? それとも「堅実なバンク」なのか?
過去2002〜2024年のデータをもとに、3連単配当金ランキングTOP20を振り返ります!

順位3連単
配当金額
開催場
2020173,670前橋
1920163,960前橋
1820204,500前橋
1720085,550前橋
1620237,550弥彦
15201110,060弥彦
14200510,090青森
13200910,500青森
12201916,890前橋
11200620,360前橋
10200320,540前橋
9200421,690前橋
8202228,390前橋
7201233,730弥彦
6201335,830弥彦
5200753,550前橋
4200282,410前橋
32024121,980弥彦
22021194,360弥彦
12015212,050弥彦


注目すべきは、弥彦開催平均配当金が他会場を大きく上回っている点です。平均で約7万7,000円と、前橋の約3.8倍に達しています。これは弥彦開催では荒れた展開や波乱の結果が比較的多く、人気薄の選手が上位に食い込むケースが目立つためと考えられます。

一方、前橋開催は安定志向のレースが多く、平均2万円前後と比較的落ち着いた水準を維持。トップ選手の実力が結果に反映されやすく、堅実な決着が多いことを示唆しています。青森開催は開催回数が少ないものの、平均1万円台と最も低く、展開が読みやすいレース傾向を持つと見られます。
総じて、寛仁親王牌の配当金動向からは「開催地ごとのレース傾向の違い」が明確に表れており、ファンにとっても戦略的な予想を立てる上で興味深いデータとなっています。

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントをおさらい

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントとは

(写真提供:チャリ・ロト)
(写真提供:チャリ・ロト)

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントとは、自転車競技で活躍するトップアスリートが集う競輪のレースです。
世界の舞台で戦うナショナルチーム所属選手や五輪代表経験者など、まさに“日本の競輪界を代表する精鋭たち”が顔をそろえます。

優勝賞金は4,000万円で、男子の中では比較的控えめな額ですが、名誉と伝統を兼ね備えた大会としてファンから高い注目を集めています。
レースはトーナメント形式で行われ、初日から最終日まで勝ち上がり戦が続きます。スピード、戦術、そして勝負勘――すべてが試される過酷な舞台です。

自転車競技で培った力を競輪でどう発揮するのか。世界の舞台で培った走りが、競輪というフィールドでどう花開くのかに注目です。

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント 最新ニュース

「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1) 」特集

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」2025年10月23日(木)~10月26日(日)前橋競輪の出走表、競輪予想、結果など最新情報を特集。

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