「KEIRINグランプリ(競輪グランプリ)」は、競輪ファンにとって最大の注目イベントであり、毎年12月30日に繰り広げられる一発勝負の舞台です。今年も出場選手が決定し、ファンの期待が最高潮に達しています。ここでは、KEIRINグランプリ(競輪グランプリ)の歴史を振り返り、売上推移や初出場・初優勝のデータを通じて、今年の大会に向けた見どころを徹底解説します。
「KEIRINグランプリ2024」のベスト9が決定し、王者を目指す熱い戦いの幕が上がります。今年初めてこの大舞台に立つ選手や、優勝すれば初タイトルとなる注目の選手を紹介します。
選手名 | 期別 | 府県 | 出場 回数 | 優勝 回数 |
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郡司浩平 | 99 | 神奈川 | 5回目 | 0回 |
平原康多 | 87 | 埼玉 | 14回目 | 0回 |
北井佑季 | 119 | 神奈川 | 初出場 | 0回 |
古性優作 | 100 | 大阪 | 4回目 | 1回 |
脇本雄太 | 94 | 福井 | 6回目 | 1回 |
眞杉匠 | 113 | 栃木 | 2回目 | 0回 |
清水裕友 | 105 | 山口 | 6回目 | 0回 |
新山響平 | 107 | 青森 | 3回目 | 0回 |
岩本俊介 | 94 | 千葉 | 初出場 | 0回 |
選手名 | 期別 | 府県 | 出場 回数 | 優勝 回数 |
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犬伏湧也 | 119 | 徳島 | 初出場 | 0回 |
今回のKEIRINグランプリでは、北井佑季、岩本俊介、そして補欠の犬伏湧也の3名が初出場となります。また、出場選手9名のうち、7名が初優勝を狙う戦いです。
唯一の経験者である古性優作と脇本雄太の近畿コンビを除けば、誰もが初タイトルを目指す状況です。そして、注目の平原康多は今回がなんと14回目の出場!長年夢見たグランプリ優勝を、ついに掴むことができるのでしょうか?
今年で記念すべき40回目を迎えるKEIRINグランプリは、選手だけでなくファンも熱狂する一大イベントです。では、開催初年から2023年までの車券売上はどう推移してきたのでしょうか?そして、最も盛り上がった年はいつだったのでしょうか?
年 | 売上額 (円) | 優勝者 |
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1985年 | 1,205,774,000 | 中野浩一 |
1986年 | 2,849,538,600 | 井上茂徳 |
1987年 | 4,066,539,400 | 滝澤正光 |
1988年 | 5,773,829,600 | 井上茂徳 |
1989年 | ー | ー |
1990年 | 5,857,346,800 | 坂本勉 |
1991年 | 6,645,640,900 | 鈴木誠 |
1992年 | 7,937,564,400 | 吉岡稔真 |
1993年 | 8,261,299,500 | 滝澤正光 |
1994年 | 9,012,170,100 | 井上茂徳 |
1995年 | 8,160,772,500 | 吉岡稔真 |
1996年 | 10,647,708,000 | 小橋正義 |
1997年 | 9,892,599,300 | 山田裕仁 |
1998年 | 9,801,895,400 | 山口幸二 |
1999年 | 9,137,832,000 | 太田真一 |
2000年 | 8,567,462,700 | 児玉広志 |
2001年 | 8,299,950,400 | 伏見俊昭 |
2002年 | 7,394,565,600 | 山田裕仁 |
2003年 | 7,002,697,500 | 山田裕仁 |
2004年 | 6,483,399,000 | 小野俊之 |
2005年 | 6,619,212,800 | 加藤慎平 |
2006年 | 6,304,780,800 | 有坂直樹 |
2007年 | 6,383,410,600 | 伏見俊昭 |
2008年 | 5,713,007,300 | 井上昌己 |
2009年 | 5,297,749,600 | 海老根恵太 |
2010年 | 4,906,740,100 | 村上博幸 |
2011年 | 5,145,464,300 | 山口幸二 |
2012年 | 5,075,156,700 | 村上義弘 |
2013年 | 5,509,429,400 | 金子貴志 |
2014年 | 5,460,180,000 | 武田豊樹 |
2015年 | 5,242,408,100 | 浅井康太 |
2016年 | 4,863,844,300 | 村上義弘 |
2017年 | 5,061,862,100 | 浅井康太 |
2018年 | 5,206,740,100 | 三谷竜生 |
2019年 | 5,215,796,700 | 佐藤慎太郎 |
2020年 | 5,671,482,000 | 和田健太郎 |
2021年 | 6,241,826,400 | 古性優作 |
2022年 | 6,245,603,400 | 脇本雄太 |
2023年 | 6,311,395,100 | 松浦悠士 |
過去最高の売上を記録したのは、1996年に小橋正義が優勝した際の106億4,770万8,000円でした。その後、1996年をピークに売上は減少傾向に入りましたが、2019年頃から再び右肩上がりの回復を見せ、2021年から2023年にかけてはほぼ横ばいで推移しています。
予測不能な展開が繰り広げられるKEIRINグランプリ。今年の大会ではどんな盛り上がりを見せるのでしょうか?
過去39回のKEIRINグランプリでは、3連単の配当金が6,050円と堅く収まった年もあれば、大荒れの年もありました。9名による究極の戦いは、毎年予想を超えるドラマを生み出します。
今年の開催場静岡競輪場では高配当は出るのでしょうか? 過去の高配当金ランキングベスト10を紹介します。
順位 | 年 | 3連単 配当金額 | 開催場 |
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10 | 2007 | 37,470円 | 立川 |
9 | 2008 | 39,690円 | 平塚 |
8 | 2016 | 41,560円 | 立川 |
7 | 2011 | 62,150円 | 平塚 |
6 | 2006 | 63,340円 | 京王閣 |
5 | 2012 | 84,800円 | 京王閣 |
4 | 2001 | 85,040円 | 平塚 |
3 | 2019 | 143,920円 | 立川 |
2 | 2005 | 145,740円 | 平塚 |
1 | 2020 | 221,650円 | 平塚 |
配当金ランキング第1位は、2020年の平塚競輪で開催されたグランプリで記録された22万1,650円。この年は、和田健太郎が優勝し、大波乱の展開となりました。和田は当時、「行けるところまで行こうと思って踏んだら、ちょうど内が空きました。自分が持っているというよりも、郡司が全部やってくれたおかげでコースが空いたと思います」と振り返り、競輪史に残る名レースとなりました。
一方、トップ10を振り返ると、今年の開催地である静岡競輪場はランクインしていません。このことから、静岡では荒れる展開が少なく、力勝負の堅いレースが期待できるかもしれません。今年のレースも注目です!
「KEIRINグランプリ2024」2024年12月28日(土)~12月30日(月)静岡競輪の出走表、競輪予想、結果など最新情報を特集。