水都大垣杯(大垣競輪G3)が開催される大垣競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
大垣競輪場は岐阜県大垣市にある競輪場で1952年(昭和27年)6月30日に開設されました。周長距離は400mで見なし直線は56.0m。クセのない標準的なバンクで、脚質的な有利不利はほとんどありません。年間を通して「伊吹おろし」が吹くため、風向きは、日によって違います。さらにどんな戦法でも風の影響を受けやすいのが特徴です。
大垣競輪場は、周長距離は400m、見なし直線は56m。
見なし直線距離が若干長めではありますが、比較的平均的なバンクと言っていいでしょう。しかし「伊吹おろし」という強い風が吹くことがあり、強い北西からの風が、先行選手を苦しめる傾向にあります。風がない日はカマシ先行でそのまま逃げ切る展開も見られるので、当日の風には十分注意しましょう。
最高上がりタイム:10.5秒 ネイワンド
(1994年5月8日)
【データ集計期間】2019年11月〜2024年11月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.3% | 30.2% | 47.4% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18.3% | 17.3% | 26.0% | 38.2% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
9.5% | 28.9% | 61.8% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
14.5% | 24.7% | 34.5% | 26.3% |
2019年11月〜2024年11月のデータを見ると、大垣競輪場の1着の決まり手は43.5%で「差し」でした。
全国平均と比べると「逃げ」は25.6%(全国平均18.4%)、「捲り」は30.3%(全国平均26.2%)と高めの割合となっています。コーナーで仕掛けづらいことや、見なし直線が平均的ということが影響しているといえるでしょう。
また大垣競輪場はバンクの内側に池があるため、他の競輪場よりバンクが重たくなりやすい傾向にあります。バンクが重いと、先行選手が体力を消耗しやすく、追い込み選手が有利になります。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は37.4%で「差し」が多く、「逃げ」が14.2%まで割合が下がっています。このことから、決まり手による有利不利は少ないといえるでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 29.6% | 49.1% | 62.4% |
2 | 16.1% | 35.9% | 51.0% |
3 | 13.9% | 28.5% | 44.6% |
4 | 11.9% | 25.0% | 41.1% |
5 | 13.8% | 28.2% | 42.0% |
6 | 3.4% | 8.9% | 19.5% |
7 | 9.7% | 20.3% | 32.9% |
8 | 3.3% | 8.7% | 15.3% |
9 | 11.2% | 25.8% | 38.6% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,033円 |
2枠単 | 1,966円 |
2車複 | 1,312円 |
2車単 | 2,555円 |
ワイド | 531円 |
3連複 | 2,262円 |
3連単 | 13,845円 |
※予想は入稿され次第、掲載されます。
「水都大垣杯」特集の出走表・オッズ・選手データ・掲示板・結果払戻・速報やニュース・コラムなどがご覧いただけます。
公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。