五稜郭杯争奪戦2024(函館競輪G3)が行われている函館競輪場の決まり手傾向や特徴を紹介します。
北海道函館市にある函館競輪場は、1950年6月29日に開設され、現存する競輪場では日本で最北に位置しています。サマーナイトフェスティバルや五稜郭杯争奪戦のほかに、ふるさとダービーやなどが開催されています。周長距離は400m、見なし直線は51.3mで、特にクセのない標準的なバンクなので、脚質による有利不利は少ないと言われています。
函館競輪場の周長距離は400m 、見なし直線は51.3m
全体的ににクセのない標準的なバンクですが、全国平均と比べると5m以上見なし直線距離が短い特徴を持っています。
また、1センター側が海岸に近いため、海風による影響があり、最終直線で向かい風となります。先頭を走る選手は大きく抵抗を受けてしまう傾向にあります。
最高上がりタイム:10.6秒 脇本雄太/2023月7年16日
【データ集計期間】2019年5月〜2024年5月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
23.3% | 29.4% | 47.5% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.1% | 14.2% | 26.1% | 40.4% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
10.7% | 33.5% | 56.1% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
16.8% | 20.2% | 29.2% | 33.8% |
2019年5月〜2024年5月のデータを見ると、函館競輪場の1着の決まり手は47.5%で「差し」でした。
そして、次点では29.4%で「捲り」となっていることから、約8割のレースで追い込み選手が勝っていることがわかります。そして2着の決まり手は40.4%と「マーク」。次に「差し」がきていることから、函館競輪は「差し」が決まりやすいバンクと言えるでしょう。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は56.1%で同じく「差し」。そして「逃げ」が大きく割合が低下しています。これらの結果から見なし直線が短いバンクという性質上、先行逃げ切りは難しいと言えるでしょう。
函館バンクでは、追い込みを得意をするラインの番手選手が勝利の鍵を握っていそうです。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 23.8% | 43.0% | 57.2% |
2 | 17.6% | 33.9% | 49.1% |
3 | 14.1% | 28.4% | 43.1% |
4 | 12.3% | 25.9% | 40.5% |
5 | 12.7% | 27.8% | 41.6% |
6 | 3.7% | 8.6% | 17.7% |
7 | 13.6% | 26.4% | 40.2% |
8 | 2.2% | 6.5% | 14.9% |
9 | 11.6% | 26.7% | 42.1% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,089円 |
2枠単 | 2,124円 |
2車複 | 1,432円 |
2車単 | 2,772円 |
ワイド | 561円 |
3連複 | 2,510円 |
3連単 | 15,181円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。