サマーナイトフェスティバル(函館競輪G2)が行われている函館競輪場の決まり手傾向や特徴を紹介します。
北海道函館市にある函館競輪場は、1950年6月29日に開設され、現存する競輪場では日本で最北に位置しています。サマーナイトフェスティバルのほかに、五稜郭杯争奪戦のほかに、ふるさとダービーやなどが開催されています。周長距離は400m、見なし直線は51.3mで、特にクセのない標準的なバンクなので、脚質による有利不利は少ないと言われています
函館競輪場の周長距離は400m 、見なし直線は51.3m
全体的ににクセのない標準的なバンクですが、全国平均と比べると5m以上見なし直線距離が短い特徴を持っています。
また、1センター側が海岸に近いため、海風による影響があり、最終直線で向かい風となります。先頭を走る選手は大きく抵抗を受けてしまう傾向にあります。
最高上がりタイム:10.7秒 嘉永泰斗/2023月5年16日
【データ集計期間】2018年7月〜2023年7月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.7% | 29.7% | 47.8% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.1% | 14.7% | 26.8% | 39.3% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
11.4% | 30.4% | 58.5% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
16.4% | 20.6% | 29.6% | 33.6% |
2018年7月〜2023年7月のデータを見ると、函館競輪場の1着の決まり手は47.8%で「差し」でした。
そして、次点では29.7%で「捲り」となっていることから、約8割のレースで追い込み選手が勝っていることがわかります。そして2着の決まり手は39.3%と「マーク」。次に「差し」がきていることから、函館競輪は「差し」が決まりやすいバンクと言えるでしょう。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は58.5%で同じく「差し」。そして「逃げ」が大きく割合が低下しています。これらの結果から見なし直線が短いバンクという性質上、先行逃げ切りは難しいと言えるでしょう。
函館バンクでは、追い込み選手の番手選手が勝利の鍵を握っていそうです。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 23.4% | 42.6% | 56.4% |
2 | 17.6% | 33.4% | 48.9% |
3 | 14.1% | 28.2% | 42.7% |
4 | 10.7% | 23.8% | 37.7% |
5 | 12.6% | 27.8% | 41.8% |
6 | 3.7% | 8.8% | 17.6% |
7 | 14.3% | 27.1% | 39.9% |
8 | 2.9% | 7.4% | 15.2% |
9 | 12.0% | 25.6% | 42.2% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,081円 |
2枠単 | 2,133円 |
2車複 | 1,489円 |
2車単 | 2,916円 |
ワイド | 587円 |
3連複 | 2,747円 |
3連単 | 16,696円 |
サマーナイトフェスティバルの出走表・オッズ・選手データ・掲示板・結果払戻・速報やニュース・コラムなどがご覧いただけます。
公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。