大楠賞争奪戦2024が開催される武雄競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
武雄競輪場は佐賀県武雄市にある競輪場で1950年4月14日に開設されました。周長距離は400mで、見なし直線は64.4mと400mバンクの中では最も長い特徴を持っています。そのため最後の直線で二転三転する攻防が多く、高配当が飛び出すこともあります。
【データ集計期間】2019年5月〜2024年5月
武雄競輪場は、周長距離は400m、見なし直線は64.4m。
クセがない走路で、見なし直線は400mバンクの中では最も長い特徴があります。このため最後の直線で選手たちのライン形成が崩れ、筋違いで高配当が出ることもあります。佐々木昭彦選手談「クセがなくて走りやすい走路。直線が長いから、よほど後ろに置かれない限りチャンスはある。」
最高上がりタイム:10.7秒 ボス
(2017年7月15日)
【データ集計期間】2019年5月〜2024年5月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
21.2% | 32.2% | 45.9% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.8% | 15.0% | 28.1% | 39.0% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
7.8% | 30.4% | 60.2% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
16.5% | 22.4% | 29.2% | 30.7% |
2019年5月〜2024年5月のデータを見ると、武雄競輪場の1着の決まり手は45.9%で「差し」でした。
見なし直線距離が非常に長いバンクなので「差し」が有利な傾向になりがちですが、全国平均と比べてもさほど数値に大きな差はないことから、極めて「差し」が決まりやすいとは言い難いでしょう。
しかし、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は60.2%で「差し」。また「逃げ」は7.8%と急激に割合が低くなっています。このデータからS級戦の場合はカント(傾斜)がキツい特徴を活かし、「捲り」や「差し」が出やすい傾向にあると言えます。また先行選手が最終直線で失速してしまいやすいと言えるでしょう。S級戦の場合は、「差し」か「捲り」の追い込み選手で勝負すると良さそうです。
ほかと比べると、8番車と6番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率も低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 25.2% | 44.5% | 57.8% |
2 | 16.2% | 34.3% | 49.2% |
3 | 13.0% | 27.8% | 43.1% |
4 | 11.1% | 23.7% | 38.5% |
5 | 14.0% | 27.5% | 41.8% |
6 | 3.8% | 9.3% | 18.8% |
7 | 13.3% | 26.0% | 39.9% |
8 | 2.4% | 6.7% | 13.4% |
9 | 15.2% | 28.1% | 42.4% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,093円 |
2枠単 | 2,019円 |
2車複 | 1,312円 |
2車単 | 2,622円 |
ワイド | 557円 |
3連複 | 2,471円 |
3連単 | 14,608円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。