2023年4月13日(木)~4月16日(日)に北条早雲杯争奪戦(小田原競輪G3)が行われている小田原競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
小田原競輪場の特徴は、周長距離は333m。見なし直線は36.1m。
見なし直線距離が全国の競輪場の中で最も短い競輪場です。333バンクですが、道中の位置取りによって勝負が決まりやすいため、選手の体力が消耗しやすい競輪場と言えるでしょう。
【データ期間】2018年4月〜2023年4月
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 21.6% | 39.3% | 52.9% |
2 | 14.5% | 28.7% | 42.6% |
3 | 14.7% | 27.7% | 39.2% |
4 | 10.5% | 22.7% | 36.6% |
5 | 14.5% | 31.4% | 47.2% |
6 | 3.1% | 6.7% | 15.8% |
7 | 15.9% | 32.2% | 47.0% |
8 | 3.9% | 8.5% | 16.5% |
9 | 11.5% | 25.2% | 39.2% |
【データ期間】2018年4月〜2023年4月
小田原競輪場で1着の決まり手で1番多かったのは、40.6%で「差し」でした。
みなし直線が全国の競輪場で最短で直線距離が短いため、先行有利とされていますが、全国でも屈指のカント(傾斜)のある走路なので、番手選手が捲りを決めることも多々あります。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、45.0%と「差し」が1番多い決まり手でした。また「捲り」の割合も40.6%と高くなる一方で「逃げ」が大きくダウンしています。S級戦では「逃げ」が不利になる傾向が高いため、「差し」や「捲り」を得意とする選手を積極的に狙うと良いでしょう。
1着決まり手
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
26.4% | 33.0% | 40.6% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
14.7% | 40.6% | 45.0% |
2着決まり手
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
20.8% | 14.7% | 22.5% | 42.1% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18.3% | 20.8% | 23.1% | 37.8% |
【データ期間】2018年4月〜2023年4月
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,142円 |
2枠単 | 2,151円 |
2車複 | 1,519円 |
2車単 | 3,068円 |
ワイド | 635円 |
3連複 | 3,072円 |
3連単 | 18,444円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。