伊東競輪G3(施設整備等協賛競輪in伊東温泉)が行われている伊東競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
伊東競輪場の特徴は333m、見なし直線は46.6m。
333mルバンクでは直線がもっとも長いため、ゴール線前が伸びやすく追い込み選手にもチャンスがあります。どんな戦法の選手でも力を存分に発揮できるバンクとなっています。また、周囲を丘に囲まれているため、バンクに風は入り込みにくいのが特徴です。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 15.4% | 30.6% | 44.9% |
2 | 13.5% | 26.9% | 38.0% |
3 | 15.4% | 29.3% | 41.1% |
4 | 5.3% | 11.2% | 23.2% |
5 | 13.3% | 27.4% | 42.7% |
6 | 3.2% | 7.6% | 12.4% |
7 | 15.8% | 31.9% | 45.2% |
8 | 2.5% | 7.8% | 13.3% |
9 | 15.6% | 27.4% | 39.9% |
2018年2月〜2023年2月のデータを見ると、伊東競輪場の1着の決まり手は37%で「差し」と「捲り」でした。
伊東競輪場のバンクはカント(傾斜)が非常にキツく、みなし直線距離が長い特徴があります。それゆえ、データを見ても後方から仕掛ける選手にとっては有利なバンクと言えるでしょう。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は42%で「捲り」でした。しかし「差し」も41%なので、先述とほぼ変わらないでしょう。一方で「逃げ」が9%も減少しており、S級(9車)では、「逃げ」は決まりにくい傾向にあるでしょう。
2着の決まり手では「マーク」がダントツで高い割合です。4コーナーやみなし直線で勝負する戦法が多く、約半数近くの割合で「マーク」となっています。またS級(9車)に絞った場合は、マークの次に25%で「差し」。こちらもみなし直線距離を活かした戦法となり、データ上では先行で「逃げ」の選手が勝つのは極めて難しいと言えそうです。
伊東競輪場は特徴がはっきりしているので、データ通りの予想が多くなりやすい傾向にあります。今シリーズは追い込みが得意な選手を軸にして予想すると良いでしょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
26% | 37% | 37% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
17% | 42% | 41% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19% | 15% | 23% | 42% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
13% | 19% | 25% | 43% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,101円 |
2枠単 | 1,972円 |
2車複 | 1,973円 |
2車単 | 4,244円 |
ワイド | 802円 |
3連複 | 4,835円 |
3連単 | 30,492円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。