静岡競輪G3(たちあおい賞争奪戦)が行われている静岡競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
静岡競輪場の特徴は周長距離は400m、見なし直線は56.4m。
コース形態は平均的なバンクではあるが、逃げが決まりづらく差しや捲りが決まりやすい特徴があります。また、直線も長いため、500mバンクに近い性格を持っています。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 21.5% | 34.7% | 46.8% |
2 | 15.9% | 29.0% | 42.5% |
3 | 14.2% | 23.7% | 36.6% |
4 | 5.1% | 11.0% | 21.0% |
5 | 9.9% | 24.5% | 38.2% |
6 | 2.2% | 6.5% | 10.8% |
7 | 14.3% | 34.0% | 47.7% |
8 | 3.5% | 9.1% | 16.7% |
9 | 13.4% | 28.0% | 41.1% |
2018年2月〜2023年2月のデータを見ると、静岡競輪場の1着の決まり手は41%で「差し」でした。
しかしながら、「逃げ」や「捲り」の決まり手の割合は全国平均より上なので、「差し」が有利とは言い難いでしょう。つまりどんな決まり手でも決まりやすいと言えるでしょう。
しかし、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は44%とさらに高い割合で「差し」でした。また「捲り」も7%増加。一方で「逃げ」が10%も減少しています。静岡競輪場のバンクは400mバンクの中でややカント(傾斜)がキツめな上、見なし直線距離も短くないので、番手や3番手の選手が差しやすい傾向にあります。静岡競輪では先行選手での勝負は避けた方が良さそうです。
ですが、前段でもお伝えしたように「逃げ」も非常に高い割合です。過去のたちあおい賞争奪戦の決勝でも「逃げ」で優勝した選手が多くいます。大穴を狙いたい場合は、先行逃げ切りの自力選手に注目すると良いでしょう。総合的な競走得点が高いラインの先頭を軸にして予想すると、もしかすると大穴を当てるチャンスがあるかもしれません。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
24% | 35% | 41% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
14% | 42% | 44% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17% | 15% | 28% | 40% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
12% | 16% | 32% | 40% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,135円 |
2枠単 | 2,198円 |
2車複 | 2,488円 |
2車単 | 5,046円 |
ワイド | 868円 |
3連複 | 5,427円 |
3連単 | 35,495円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。