寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(前橋競輪G1)が行われる前橋競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
前橋競輪場の特徴は、周長距離は335m、見なし直線距離は46.7mのバンクです。 全天候型のドーム競輪場で333mバンクの次に周長距離が短く、カント(傾斜)はややキツめで、見なし直線距離が短いのが特徴です。オーソドックスな400mバンクとレース展開が大分違うので、選手の脚質なども考慮して競輪予想をすると良いでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 19.1% | 30.4% | 41.7% |
2 | 11.3% | 23.5% | 37.3% |
3 | 10.3% | 21.6% | 31.9% |
4 | 5.4% | 15.2% | 24.0% |
5 | 12.3% | 23.5% | 36.3% |
6 | 3.4% | 6.9% | 11.8% |
7 | 14.7% | 31.4% | 41.2% |
8 | 5.4% | 10.8% | 17.6% |
9 | 12.3% | 25.0% | 40.7% |
データを見ると前橋競輪の1着の決まり手は34%で「捲り」と「差し」でした。
しかし「逃げ」も31%と全国の競輪場の平均よりも高い数値となっており、見なし直線距離が46.7mと短いことが大きく影響していそうです。どの決まり手もさほど大差はないので、まさに実力勝負となりそうです。
一方でS級(9車)に絞った決まり手を見てみると、43%と「捲り」が高い割合に。S級戦ではカント(傾斜)などを上手く使い捲りが決まりやすいのではないかと予測されます。
S級戦では、「捲り」や「差し」を得意とする選手を軸に予想すると良さそうです。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
31% | 34% | 34% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
16% | 43% | 39% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
21% | 13% | 20% | 45% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
16% | 20% | 24% | 39% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,188円 |
2枠単 | 2,147円 |
2車複 | 2,234円 |
2車単 | 4,841円 |
ワイド | 820円 |
3連複 | 4,882円 |
3連単 | 32,439円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。