松山競輪G3(道後温泉杯争覇戦)が行われる松山競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください
松山競輪場の特徴は、周長距離は400m、見なし直線は58.6mの典型的なバンクです。
最高上がりタイムが10.5秒ということから高速バンクと呼ばれており、タイムもかなり出るため、自力タイプの選手に有利な傾向があります。しかし、川沿いの上にバック側に建物がないため、風がかなり影響すると言われています。当日の風向きや天候には注視しておきましょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 28.8% | 46.6% | 60.1% |
2 | 15.8% | 33.1% | 48.0% |
3 | 13.3% | 28.3% | 43.8% |
4 | 9.4% | 21.7% | 36.0% |
5 | 12.9% | 26.1% | 41.1% |
6 | 3.2% | 8.2% | 16.4% |
7 | 12.4% | 26.0% | 39.3% |
8 | 2.3% | 7.3% | 13.6% |
9 | 13.4% | 28.2% | 40.7% |
データを見ると、松山競輪場の1着の決まり手は45%で「差し」でした。
松山競輪場は「34°1′48″」とカント(傾斜)が400mバンクの中で2番目にキツいので、番手選手が加速しやすく「差し」や「捲り」が決まりやすい傾向と言えるでしょう。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は48%で「差し」と数値が高くなっています。さらに「捲り」も39%と高くなっていることから、S級選手は逃げより「差し」か「捲り」で勝負をする選手が多いと予想されます。
また、バックスタンド側に建物と透明板がないため、風の影響をかなり受けるため、当日の天候では風が味方となり、さらにスピードが増す可能性があります。当日の天候は要チェックしておいた方が良さそうです。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22% | 34% | 45% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
12% | 39% | 48% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17% | 18% | 25% | 41% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
10% | 25% | 25% | 40% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,047円 |
2枠単 | 1,928円 |
2車複 | 1,429円 |
2車単 | 2,859円 |
ワイド | 596円 |
3連複 | 2,781円 |
3連単 | 16,188円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。