2022年9月16日(火)~19日(金)、名古屋競輪場で開催される「第38回共同通信社杯(G2)」の最終日に行われるガールズケイリンレース「ティアラカップ」。2012年から2021年の間に開催されたガールズグランプリ優勝者(上位入賞者)から選出される豪華な大会で、そのレース展望をお届けする。
ガールズケイリン10周年を記念して企画された単発レース。優勝賞金は210万円(副賞含む)。
2012~2021年のガールズグランプリ優勝者のうち、選考期間(2022年4~6月)における平均競走得点上位で選抜された7人が出場する。7人に達しない場合は、ガールズグランプリ2位のうち、選考期間(2022年4月〜6月)の平均競走得点上位から順次、選抜される。
車番 | 選手名 | 期別 | 実績 |
---|---|---|---|
1 | 児玉碧衣 | 108 | 2018、19、20年GP優勝 |
2 | 石井寛子 | 104 | 2017年GP優勝 |
3 | 小林莉子 | 102 | 2012年GP優勝 |
4 | 中村由香里 | 102 | 2013年GP優勝 |
5 | 梶田舞 | 104 | 2014、16年GP優勝 |
6 | 奥井迪 | 106 | 2016、17年年GP2位 |
7 | 荒牧聖未 | 102 | 2012年GP2位 |
競走得点最上位の児玉碧衣が主役として登場する。2018、19、20年とガールズグランプリ三連覇の金字塔を打ち立てたガールズケイリン界の顔ともいえる存在。電撃引退した21年の女王・高木真備が不在のシーズンだが、台頭した佐藤水菜の勢いに押されている。それでも、2022年賞金ランキングも1位をひた走り、ピークの12月に向けて徐々に調子を上げてくるはず。ここは最有力の存在。
石井寛子は2017年のガールズグランプリを制した。現役最多の514勝、ここ一番での勝負強さが光るトップレーサーで、デビュー以来9年連続でグランプリ出場を果たしている。10年連続へ向けて、今回の1着賞金は是が非でも加算したいところ。
小林莉子は第一回となる2012年のガールズグランプリ女王。8月に行われたアルテミス賞で見せた力強い走りは今も健在で、賞金ランキングボーダーラインの小林にとっても、このティアラカップのタイトルはなんとしても手中におさめたいところだろう。
進化し続ける“先行”をみせてくれる奥井迪、レース巧者の荒牧聖未も侮れず、ガールズの頂点を見たことがある者同士の戦いに注目だ。
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