共同通信社杯(名古屋競輪G2)が行われる名古屋競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
周長距離は400m。見なし直線は58.8m。
競輪ファンの間では「スピードバンク」と呼ばれている名古屋競輪場のバンクは、平均的な作りとなっており、走りやすいのが特徴です。カント(斜面)がキツいので、それを利用しスピードを出す選手が多いようです。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 23.4% | 40.6% | 53.4% |
2 | 15.8% | 30.7% | 45.0% |
3 | 14.1% | 29.2% | 42.4% |
4 | 8.7% | 20.0% | 33.3% |
5 | 13.2% | 26.6% | 41.5% |
6 | 3.6% | 8.7% | 17.8% |
7 | 13.2% | 27.9% | 40.4% |
8 | 3.1% | 7.2% | 14.1% |
9 | 14.1% | 27.2% | 40.9% |
データを見ると、名古屋競輪場の1着の決まり手で最も高かったのは、46%で「差し」でした。
一方で一番低かった決まり手は「逃げ」となっており、この結果によると番手につく選手が有利だと言えそうです。また、名古屋競輪場のバンクは長めの見なし直線距離となんと言ってもカント(斜面)のキツさが特徴です。先行選手が長い直線で脚を切らして、追い込み選手がカントを活かして差すというレースの流れになりやすそうです。今回の共同通信社杯では、「差し」が得意な選手に注目しておくと良いでしょう。
1着決まり手
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
24% | 30% | 46% |
2着決まり手
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
23% | 13% | 22% | 42% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,169円 |
2枠単 | 2,225円 |
2車複 | 1,625円 |
2車単 | 3,298円 |
ワイド | 636円 |
3連複 | 3,163円 |
3連単 | 19,524円 |
公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。