みちのく記念善知鳥杯争奪戦(青森競輪G3)が開催される青森競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
青森競輪場は青森県青森市新城にある競輪場で1950年6月24日に開設されました(1983年4月29日移転)。周長距離は400mで見なし直線は58.9m。カントはキツく、直線も比較的長いため、後方からの捲りや追い込みの選手に有利な傾向にあります。
青森競輪場の特徴は、周長距離は400m。見なし直線は58.9m。
見なし直線が比較的長いバンクですが、大きなクセもなくどの脚質でも戦いやすい競輪場となっています。しかし海に近い場所にあるので、陸奥湾からの風がレースに大きな影響を与える可能性も。当日は風が出てるのか、もしくは無風なのかその点には注意が必要そうです。
最高上がりタイム:10.5秒 ベイリー(2004年4月18日)
【データ集計期間】2020年9月〜2025年9月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.0% | 27.5% | 50.3% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
20.0% | 13.7% | 25.2% | 41.1% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
12.2% | 25.6% | 62.2% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.2% | 19.7% | 34.5% | 29.0% |
直近5年間(2020年9月〜2025年9月)のデータを見ると、青森競輪場では「差し」が50%以上を占め、最も多い決まり手となっています。続いて「捲り」が約3割弱と高く、逃げ切りは2割程度にとどまっています。これは青森バンクが直線の長さを活かした差しや追い込み型の選手に有利な傾向を示していると言えるでしょう。
2着でも「マーク」が40%を超えており、逃げ選手がそのまま残る展開は少なく、後方待機からの捲り・差しが決まりやすいことがうかがえます。
特にS級(9車)戦に絞ると、その傾向はより顕著で、1着の6割以上が「差し」。逃げはわずか1割強に過ぎず、格上の実力がない限り「逃げ」を主軸にした予想はリスクが高いでしょう。
今回のシリーズでも、新山響平のように地元で果敢に先行するタイプは見せ場を作るものの、最終的には後方から捲ってくる南修二や、番手差しを狙う郡司浩平に展開が流れる可能性が高そうです。「差し」「捲り」を軸に展開を読むことが、車券的中のカギとなりそうです。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 27.2% | 47.7% | 61.2% |
2 | 17.0% | 33.9% | 49.7% |
3 | 13.5% | 27.6% | 43.0% |
4 | 10.9% | 25.6% | 42.2% |
5 | 12.5% | 26.5% | 41.6% |
6 | 4.1% | 9.7% | 19.3% |
7 | 13.3% | 26.0% | 38.9% |
8 | 3.4% | 11.0% | 18.2% |
9 | 16.5% | 30.1% | 37.3% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,124円 |
2枠単 | 2,114円 |
2車複 | 1,319円 |
2車単 | 2,674円 |
ワイド | 528円 |
3連複 | 2,278円 |
3連単 | 114,296円 |
「みちのく記念善知鳥杯争奪戦」特集の出走表・オッズ・選手データ・掲示板・結果払戻・速報やニュース・コラムなどがご覧いただけます。
公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。