瑞峰立山賞争奪戦(富山競輪G3)が開催される富山競輪場の決まり手傾向や特徴を紹介します。
富山競輪場は1951年4月3日に開設され、富山県富山市岩瀬池田町にある競輪場。1周333mの短走路バンクでカント(傾斜)もややキツく、夏場に南風が吹いていることも。海風には十分注意が必要な競輪場となっています。
富山競輪場の特徴は、周長距離は333m。見なし直線は43m。
クセがなく走りやすいバンクで333mよりは400mに近いバンクです。カント(傾斜)はややキツめとなっており、スピード勝負になりやすいのが特徴的です。
また、先行あるいは捲くれる自力自在型に有利で、4コーナー4・5番手からでも突っ込みでの1着・2着のケースもあり、要注意!どんな戦法でも力を発揮できるバンクとなっています。
夏場に南風が吹いている時は注意が必要で、捲りが決まらず先行で決まることがあります。
最高上がりタイム:8.9秒 小堺浩二(2023年4月11日)
【データ集計期間】2019年8月〜2024年8月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
27.3% | 35.5% | 37.3% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.7% | 16.6% | 20.5% | 43.2% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
15.3% | 41.2% | 43.1% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.9% | 18.6% | 23.4% | 40.1% |
2019年8月〜2024年8月のデータを見ると、富山競輪場の1着の決まり手は37.3%で「差し」でした。
しかしながら、全国的な数値と比べると「差し」の割合が低くなっており、反対に「逃げ」や「捲り」は割合が高めとなっています。富山競輪場のバンクでは見なし直線が短いことも影響し、そのまま逃げやすくなっている傾向がありそうです。またカント(傾斜)がややキツめなので、番手選手がカントを利用し加速し、捲りが決めやすくなっていると言えそうです。
しかし、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は43.1%で「差し」。
S級戦では見なし直線が短くても「差し」を決められる技量や脚力があり、「差し」が高い傾向にあると言えるでしょう。
S級戦では逃げの選手で勝負することは避けた方が良いでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 19.8% | 38.7% | 53.7% |
2 | 14.2% | 28.6% | 42.2% |
3 | 13.7% | 26.2% | 39.9% |
4 | 14.1% | 28.5% | 42.1% |
5 | 16.3% | 31.9% | 46.2% |
6 | 4.1% | 10.3% | 19.7% |
7 | 15.6% | 30.5% | 47.7% |
8 | 3.1% | 8.9% | 17.3% |
9 | 13.0% | 26.8% | 39.8% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,108円 |
2枠単 | 2,043円 |
2車複 | 1,352円 |
2車単 | 2,673円 |
ワイド | 571円 |
3連複 | 2,536円 |
3連単 | 15,008円 |
所在地:富山県富山市岩瀬池田町8-2
電話 :076-438-3400
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。