2025/11/23(日) 18:30
2025年11月23日 飯塚オート
庄内のやきにく王国presents
G1開設69周年記念レース(4日目)
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【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
10mから7・鈴木宏和が好スタートで飛び出すも、2コーナーで3・久門徹と接触して両者落車のアクシデント(両者他落)。その間隙を縫って8・篠原睦が2番手まで上がり、2周回目に逃げる1・谷島俊行をとらえて先頭に立つ。5・岩見貴史も続いて2周回目に2番手に上がり、さらに6・早川清太郎も3番手に浮上して、3車が抜け出す態勢に。先頭の篠原は、そのまま後続を振り切って1着。2着に岩見で飯塚ワンツー。早川が3着に入線した。
1着/篠原睦(飯塚26期)
競走タイム:3.418
競走車名:チャージ
ランク:S8
今節の成績:1着・2着・2着・1着
G1優勝:0回
準決勝戦は前団での落車アクシデントがあり、その間隙を縫って上位へ浮上。今節ここまでオール連対の優出も、試走から跳ねがあり、「こういう展開でなければ無理だった」と振り返る。すでにSGタイトルは獲得しているが、不思議とG1は無冠。今開催のポスターモデルも務めており、優勝戦は2枠から、G1初優勝を地元で達成なるか。
2着/岩見貴史(飯塚29期)
競走タイム:3.
競走車名:ザザンス
ランク:S24
今節の成績:3着・6着・5着・2着
G1優勝:2回(21年飯塚:開設記念レース)
スタートは「だいぶ遅れた」ものの、序盤のアクシデントもあり、その後は捌いて2番手に浮上した。試走は一番時計の29も「思ったより出たなと言う感じ」。篠原を追ったが「流れ込みで負けて、追走一杯だった」と振り返る。優勝戦に向けては「12レースに合わせる作業」を施す。大外の8枠になったが、4年前の開設記念以来となるG1優勝を目指す。
◆9レース結果
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
スタートは10mから7・佐藤摩弥が抜群の飛び出しで、1周回3コーナーで先頭に立ち、逃げ態勢に持ち込む。3周回目に5・松本康が2・山際真介をかわして2番手に上がると、8・鈴木圭一郎は4周回目に松本を、さらに最終周回で松本をとらえて2番手へ。抜け出した佐藤はリードを保ったまま1着。2着に鈴木、3着に松本が入線した。
1着/佐藤摩弥(川口31期)
競走タイム:3. 408
競走車名:Pタン3
ランク:S10
今節の成績:7着・2着・4着・1着
G1優勝:1回(23年川口:キューポラ杯)
十八番のスタートが「バッチリ行けました」と、1周回で先頭に立ち、レースの主導権を握った。ここまで連日のドドド(不正振動)でレースにならず、4日目も「試走で跳ねがあった」ものの、スタート速攻から「大きく突っ込まず」に好展開へと持ち込んで、今節初勝利。前節のG2オートレースメモリアルからグレードレースは連続優出。優勝戦は3枠。足周りと微調整で、キューポラ杯以来となる2回目のG1優勝に期待だ。
2着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.415
競走車名:カルマ3K
ランク:S3
今節の成績:1着・1着・5着・2着
G1優勝:21回(25年浜松:ゴールデンレース)
スタートは7番手も着実に捌いて、最終周回に優出圏内まで届いた。マシンは「今節で一番良かった」ものの、「伸び返される感じもあった」。直近のグレードレースでは優勝戦で苦戦を強いられて掲示板を逃しているが、今節ランク最上位の矜持を見せるか。 優勝戦は6枠から。2年ぶり4回目の開設記念レース制覇へ、さらに態勢を整えていく。
◆10レース結果
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【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
10mから5・伊藤信夫が0mの1・浅倉樹良を叩いてスタート先制。6・佐藤貴也も好位置につけて、1周回で浅倉をとらえて2番手に上がる。佐藤は3周回2コーナーで伊藤をかわして先頭奪取。そのままリードを広げて連勝ゴール。2番手の伊藤に対して、浅倉が攻め上がるが、伊藤が2着、浅倉は3着で入線。8・有吉敦也は5着で優出を逃した。
1着/佐藤貴也(浜松29期)
競走タイム:3.392
競走車名:スケートラブ
ランク:S11
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G1優勝:6回(22年浜松:スピード王決定戦)
準決勝戦もスタートから落ち着いたレース運びで先頭に立ち、押し切った。これで今節の成績欄に『1』を4つ並べた。「できすぎですね、言うことなし」と、エンジン状態も太鼓判。枠番選択では、1番目に最内枠を選択した。「完全優勝を狙っていく」の言葉通り、1枠からレースを支配して、3年ぶりのG1制覇を5連勝で達成するか。
2着/伊藤信夫(浜松24期)
競走タイム:3.405
競走車名:ケスラー
ランク:S19
今節の成績:3着・不成立・4着・2着
G1優勝:7回(05年飯塚:プレミアムカップ)
「今日はスタートが(優出の)勝因」と振り返るように、抜群のスタートから前を叩いてレースを優位に進めた。道中は佐藤貴也にさばかれ「付いていきたいけど、付いていけなかった」。それでも逆転を狙う新鋭の浅倉樹良の攻めは封じて、優勝戦進出を決めた。優勝絵Sンは7枠の外寄りにはなったが、「今日みたいなスタートで」20年ぶりのG1優勝を目論む。
◆11レース結果
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
10mオープン戦。3・田中茂がフライング。2回目のスタートは6・栗原佳祐が内枠を叩いて逃げていく。2番手は5・高橋義弘が上がり、2周回目に8・中村雅仁が3番手に浮上する。栗原が逃げて、高橋と中村の2番手争いだったが、徐々に両者と栗原の差が縮まっていく。最終周回で高橋が栗原をとらえて先手奪取して1着ゴール。2着に栗原、3着に中村で入線。7・荒尾聡は5着で優出を逃した。
1着/高橋義弘(川口29期)
競走タイム:3.395
競走車名:キャバーマン
ランク:S37
今節の成績:4着・3着・5着・1着
G1優勝:4回(25年川口:開設記念グランプリレース)
予選は32番目(1着8名を除く、競走得点24番目)の通過だったが、準決勝戦は「スタートでいいところに付けられた」と好位置からレースを進め、最終周回で栗原佳祐をかわして1着取り。「ちょこちょこやっていた整備が当たった」。優勝した今年3月川口のG1開設記念グランプリレース以来となるグレードレース優出となった。準決勝戦の1着で枠番選択も4番目で4枠をゲット。自身5回目のG1優勝に挑む。
2着/栗原佳祐(浜松36期)
競走タイム:3.402
競走車名:モリワキ013
ランク:
今節の成績:1着・1着・3着・2着
G1優勝:0回
※G1初優出
序盤から鋭く抜け出してレースをけん引したものの、最終周回に高橋義弘にとらえられた。第一声も「腰周りが合わず、後半がキツかったです」。前節は山陽ミッドナイトで完全優勝、そこからの連勝は5でストップしたが、オール掲示板入りでG1初のファイナル進出を決めた。「(走路が)冷えてくれればいい。ポジションを重点的にやりたい」。課題を克服して、優勝戦は5枠からG1初優出&初制覇を目指す。
◆12レース結果
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m
0mオープン戦(枠番選択)
1/佐藤貴也(浜松29期)1番目
2/篠原睦(飯塚26期)2番目
3/佐藤摩弥(川口31期)3番目
4/高橋義弘(川口29期)4番目
5/栗原佳祐(浜松36期)5番目
6/鈴木圭一郎(浜松32期)6番目
7/伊藤信夫(浜松24期)7番目
8/岩見貴史(飯塚29期)8番目
準決勝戦1着選手の、3日目までの平均競走得点上位選手より、枠番を選択。2着選手も同様に選択を行う。
まず今節全勝の佐藤貴也が1番目に1枠を選択。2番目は篠原睦で2枠、そして3番目に佐藤摩弥が3枠と、今回は選択順の通りに内枠から埋まっていった。
やはり注目はただひとり、初日から4連勝で勝ち上がった佐藤貴也だろう。エンジン状態も抜群で、1枠から先手を握り、完全優勝を決めるか。
だが、地元の意地を見せる篠原や、スタート一撃ある佐藤摩、さらに鈴木圭の巻き返しも十分だろう。そして、G1初優出の栗原の走りにも注目したいところだ。
最終日の天気は晴れときどき曇りの予報で、雨の確率は低そうではあるが、走路コンディションはチェックが必要。
波乱の高配当決着も多かった今シリーズだが、0mオープンの8周戦を制して、優勝を手にするのは、果たして…。注目の優勝戦は16時50分発走予定。
※なお、最終日は「優勝戦進出8選手の当日コメント」を掲載します!
14時までに更新予定となりますので、ぜひご覧ください!
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【飯塚オートG1開設記念レース・直近レポート】
2024年12月優勝:鈴木宏和
2023年12月優勝:鈴木圭一郎
2022年11月優勝:加賀谷建明
2021年12月優勝:岩見貴史
2021年1月優勝:高橋貢
(P-Navi編集部)