【飯塚オートG1】加賀谷建明がG1初優勝!

2022/11/23(水) 18:22

【飯塚オートG1】加賀谷建明がG1初優勝!

2022年11月23日 飯塚オート

庄内のやきにく王国G1開設66周年記念レース(最終日)

飯塚オートを舞台に争われた「G1開設66周年記念レース」は11月23日に最終日を迎えた。
準決勝戦は鈴木圭一郎や荒尾聡といった優勝候補が優出を逃す波乱が起こる中、飯塚でSG日本選手権オートレースを制したばかりの青山周平や木村武之ら実力者が優勝戦に勝ち進んだ。また、今節ただひとり4連勝の鈴木宏和、3カ月ぶりに実戦復帰した加賀谷建明、地元の若手レーサー中村杏亮らも健闘を見せ、この3者のG1初優勝にも期待が高まった。
最終日は、前日の夜から降り始めた雨により湿走路スタート。その後も小雨は断続的に降り、優勝戦は湿走路での決戦となった。
試走タイムは、加賀谷がトップで3.53をマーク。2番手に青山が3.56、3番手は浦田が3.57で続いた。雨巧者の加賀谷を中心に、青山との折り返しが人気を集めた。
レースは序盤で抜け出した加賀谷が独走態勢に持ち込み優勝のチェッカー。脊髄と脳の腫瘍摘出手術による3カ月の欠場からの復帰戦で、見事にG1初優勝を達成した。

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 10mオープン戦
湿走路=走路温度18度
1/岩崎亮一(山陽25期)3.61
2/中村杏亮(飯塚33期)3.59
3/浦田信輔(飯塚23期)3.57
4/加賀谷建明(川口27期)3.53
5/鈴木宏和(浜松32期)3.63
6/松尾啓史(山陽26期)3.58
7/木村武之(浜松26期)3.58
8/青山周平(伊勢崎31期)3.56
※右数字は試走タイム

4日目レポートはこちら

■レース展開

スタートは1・岩崎が決めて、枠番通りに2・中村、3・浦田、4・加賀谷が前団を形成。8・青山は6番手からレースを進める。2周回目に中村、浦田が岩崎をかわすも、加賀谷が内外を自在に攻めて一気に先頭に躍り出る。加賀谷が抜け出し、2番手に中村、3番手に浦田が続き、4番手は6・松尾と8・青山が争う。加賀谷は大きくリードを広げて独走態勢となり、2番手は中村、3番手以降は浦田がキープするが、青山、松尾に木村も加わり混戦となる。そのまま加賀谷はリードを保ったまま優勝のチェッカー。2着に中村、3着も浦田が粘った。

【G1開設66周年記念レース・優勝戦】
2連単4-2 1,770円(6番人気)
3連単4-2-3 23,740円(56番人気)


優勝/加賀谷建明(川口27期)
競走車名:ビッグボス
ランク:S16
競走タイム:3.579
今節成績:2着・1着・4着・1着・1着
次走出場予定:チャリロト杯G2オートレースメモリアル(浜松:11月26日~30日)

まさか、このタイミングでG1が獲れるとは。
手術の前は、もしかしたらもう走れないかもと言われていたので……。
今回は復帰戦だったので、まずはしっかり最後まで走り切ろうと思っていました。
自分は雨が好きなので、(湿走路になって)良いレースができるかなと。試走も浦田さんに付いていって、タイムが出ていたので、いいところがあるかなと思っていました。
スタートはちょっと空回りが怖かったですが、そこだけは思い切りいって、そこからは巧く展開をつけました。
乗りやすさもあったので、(抜け出してからは)自分の走りをするだけ。良いレースができました。
G1は何度もチャンスがあったのに、なかなか獲れなくて。今回は復帰戦で、来る前から優勝戦に乗れるとさえ思っていなかったので、自分でも驚いてます。嬉しいより、ビックリでした。
年末もスーパースター王座決定戦トライアル戦に出るからには、みんなから車券を買ってもらえるようなレースができるように、整備と練習を頑張りたいと思います!

(P-Navi編集部)

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