【飯塚オートG1】鈴木圭一郎が15回目のG1制覇【チャリロト杯】

2023/11/26(日) 18:06

【飯塚オートG1】鈴木圭一郎が15回目のG1制覇【チャリロト杯】

2023年11月26日 飯塚オート

チャリロト杯G1開設67周年記念レース(最終日)

22日に開幕した「チャリロト杯G1開設67周年記念レース」は、連日の好天に恵まれ、良走路でのスピードバトルが展開された。
スーパースター王座決定戦トライアル戦の出場選手も発表され、年末の大一番に向けて、各選手がそろそろ照準を定めていく時節。今開催は、ランク1位・鈴木圭一郎、2位の青山周平がそろって参戦した。両者とも実力に違わぬレース運びでシリーズを牽引したが、青山が準決勝戦で落車(他落)するアクシデントで優出を逃すことに。また、初日から圧巻の仕上がりを見せたのは黒川京介で、初日に通算200勝を達成すると、ただひとり無傷の4連勝で優勝戦に駒を進めた。地元からは久門徹、中村杏亮、荒尾聡の3名が優出し、青山不在とは言え、優勝戦は好メンバーでの10mオープン戦となった。

※準決勝戦レポートはこちら

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 10mオープン戦
良走路(走路温度19度)
1/丸山智史(山陽31期)3.33
2/久門徹(飯塚26期)3.33
3/鈴木宏和(浜松32期)3.31
4/中村杏亮(飯塚33期)3.33
5/荒尾聡(飯塚27期)3.31
6/中村雅人(川口28期)3.31
7/黒川京介(川口33期)3.28
8/鈴木圭一郎(浜松32期)3.27
※右数字は試走タイム

最終日の天気も晴れ。試走タイムは3.27で鈴木圭がトップ。次いで3.28の黒川、3.31で鈴木宏、荒尾、中村雅が続き、人気は鈴木圭と黒川の折り返しに集中した。

きれいな秋空の下、迎えた優勝戦。スタートで3・鈴木宏、4・中村杏が先制して、さらに5・荒尾、7・黒川、8・鈴木圭が続く混戦で周回が進んでいく。鈴木圭は4周回目に3番手に浮上すると、7周回目に鈴木宏をかわしてトップに立ち、優勝のゴールに飛び込んだ。G1は5月浜松のゴールデンレース以来、通算15回目の制覇。飯塚の開設記念レース優勝は2017年、2020年に次いで3回目。グレードレースでは10月浜松のチャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞以来となり、今回は「チャリロト杯」の冠が付いたグレード開催の連続優勝となった。

■レース展開
チャリロト杯G1開設67周年記念レースの優勝戦スタート

チャリロト杯G1開設67周年記念レースの優勝戦1周回

チャリロト杯G1開設67周年記念レースの優勝戦4周回

チャリロト杯G1開設67周年記念レースの優勝戦7周回

チャリロト杯G1開設67周年記念レースの優勝戦ゴール
スタートで3・鈴木宏が飛び出し、2番手に4・中村杏、3番手に5・荒尾が続き、7・黒川、8・鈴木圭は中団からレースを進める。鈴木宏の逃げで、3番手は荒尾、黒川、鈴木圭の攻防が続くが、4周回3コーナーで鈴木が、両者の内に入って3番手に浮上する。鈴木圭は7周回目に中村杏をとらえて2番手に上がると、7周回4コーナーで鈴木宏もかわしてトップを奪取。抜け出した鈴木圭はリードを広げて、優勝のチェッカー。2着に鈴木宏で、浜松32期のワンツー。3着に中村杏が入線した。人気の一角だった黒川は5着に終わった。

【飯塚オート/チャリロト杯G1開設記念レース・優勝戦】
2連単8-3 1,620円(4番人気)
3連単8-3-4 18,520円(44番人気)

チャリロト杯G1開設67周年記念レースを制した鈴木圭一郎
優勝/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
競走タイム:3.370
今節成績:2着・1着・1着・1着・1着
次走出場予定:浜松(12月2日~5日)

とても嬉しいです。
試走は前の(黒川)京介の感じもすごくよくて、自分はよい感じがしなかったのですが、一番時計だったので、自信もっていこうと思いました。スタートも自分なりに切れたんですけど、負けていたので、またまだだと思います。
レース足は今節で一番よくて、求めていたトルク感も出て、乗りやすかったです。今日の8周に合っていたと思います。
難しい展開でしたが、捌いていけるエンジンを作れたので、勝てました。
(道中は)行き場がなかったのですが、作れたので、エンジンのおかげです。
(飯塚の開設記念レースは)相性も良い大会ですね。
スーパースターまで、まだ2節あるので、しっかり地元を走って、山陽のG1でいいレースして、いい年にしたいと思います

【SG第38回スーパースター王座決定戦・トライアル戦の出場選手はこちらをご覧ください】(P-Navi編集部)

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