2025/11/23(日) 19:46
小倉競輪「第67回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」が23日に5日目を開催。8R特選を走った深谷知広に話を聞いた。
深谷知広は4日目の二次予選Bで敗退したがまだ気持ちは切れておらず、高いモチベーションをキープしている。現在、賞金ランキング9位に位置しており、賞金面でのグランプリ出場がかかっているからだ。
この日の8R特選は前団のもつれを見るや加速抜群の一撃を決めて快勝。「他のラインが足を使っていたのでまくれました」と謙遜気味に振り返ったが、2日目の落車にもめげることなく目の前の一戦に集中している。
10位以下の選手に比べればまだ優位だが、決して悠長に構えてはいられず1円でも多く賞金を積み上げておきたい。だから、最終日に決勝のひとつ下の格にあたる「特別優秀」(1着賞金269万円)へ進めたことは大きい。
「打撲、むち打ちは改善している。体の痛みがきつくて疲れを感じる余裕が無いのはいいのかもしれない。治療を続けていい状態に持っていきたい」と最後の最後までペダルを踏み続け、人事を尽くして天命を待つ。(netkeirin特派員)