【別府競輪・ミッドナイト】51歳を迎えた今もラインの先頭で力の限りを尽くしている坂木田雄介

2025/08/06(水) 13:05

別府競輪のミッドナイト「チャリロト杯(FII)」が6日に初日を開催する。8R予選を走る坂木田雄介に話を聞いた。

「徐々に痛みが癒えてきた。3か月かかりましたね」と話した坂木田雄介

 1996年にデビューし、ここまで積み上げた白星は477勝。得意パターンのカマシ、まくりは健在で、51歳を迎えた今もラインの先頭で力の限りを尽くしている。7車立てが主流になってからは前受けから突っ張りそのまま先行するシーンも多く見受けられ、前回の7月富山の初日予選でもスイスイとペースに持ち込み逃げ切った。

「逃げ切った? あれは、怪我の影響が無くなったからでしょう。痛み止めを飲みながらだましだまし走っていたけど、徐々に痛みが癒えてきた。3か月かかりましたね」

 4月に筋肉トレーニングをしている最中に臀部の筋肉を損傷。直後に走った同月の川崎ではレースの最中に違和感を覚えたという。

「筋トレのときにケツが“バチっ”と切れた感じがあったんです。気にしながらも走れるだろうと川崎へ行ったら、先行して4角で踏み直したときに、また“バチっ”ときた。アキレス腱が切れるときは本当に音がするっって話だけど、それぐらいの音に感じた」

 それでも当該レースの川崎最終日を見ると力強く逃げ切っているのだからすごい。

 初日予選8Rは土田武志が本線を担い、そこへ今期から2班へ上がった125期の新鋭、野村賢が挑む構図。

 ここは完全なる支線扱いだが「いいね、こういうの。土田は行くところで駆けるし新人の子(野村)も強い」とモガキ合う構図を想定してニヤリと笑った。もちろん、それだけではなく若手両者がけん制をし合い一瞬でも躊躇するようなら、唯一のライン3車ということもあって猛然と駆けてしまうシーンがあるかもしれない。磨きに磨かれた老練なテクニックで若手機動型を翻弄するか!?(netkeirin特派員)

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