【伊勢崎SG】オートレースグランプリの傾向と予想に役立つ開催データ

2025/08/06(水) 12:00

8月10日から15日まで伊勢崎オートレース場SG第29回オートレースグランプリで開催されます。毎年真夏のSGナイター決戦は、トップレーサーによる熱すぎるレースのオンパレード。過去28回の開催データからオートレースグランプリの傾向と見所を読み解きます!

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【オートレースグランプリ・優勝者データ】

最年少優勝:24歳 武藤博臣(2007年・第11回/船橋)
今年は新井日和(22歳)、永島潤太郎(23歳)、田中崇太(23歳)、祐定響(24歳)、長田稚也(24歳)の5選手が24歳以下の参戦。なおSGの最年少優勝記録は鈴木圭一郎の21歳10カ月11日。

最年長優勝:47歳 伊藤信夫(2020年・第23回/伊勢崎)
47歳オーバーは27名が該当。今回の最年長は岩田行雄(68歳)。

優勝回数&連覇
青山周平 優勝5回(18年、19年、22年、23年、24年)
伊藤信夫 優勝3回(99年、03年、20年)
永井大介 優勝3回(08年、13年、14年)
高橋 貢 優勝2回(12年、17年)

昨年は青山周平が史上初のグランプリ3連覇を達成。今年はさらに4連覇へ挑む。 同一SGを4連覇以上したのは以下の通り。

スーパースター5連覇 島田信広
スーパースター4連覇 片平巧
全日本選抜4連覇 鈴木圭一郎
※スーパースターは単発レースも含む

グランプリ完全優勝
過去に達成したのは武藤博臣(07年)、青山周平(19年、22年、24年)の2名のみ。青山の22年、24年は6日制での完全優勝だった。

SGグランドスラム
鈴木圭一郎はこれまで
【SG優勝】
日本選手権 3回(16年、17年、21年)
全日本選抜 5回(16年、17年、18年、19年、23年)
スーパースター 3回(16年、22年、24年)
オールスター 4回(17年、21年、22年、23年)
通算15回のSG優勝を果たしているが、このオートレースグランプリのみ優勝歴なし。今回優勝なら、7人目のSGグランドスラム達成となる。

(参考:歴代のグランドスラム達成者)
片平巧(東西CC含む6SG優勝)※
高橋貢(東西CC含む6SG優勝)※
永井大介(東西CC含む5SG優勝)※
浦田信輔(東西CC含む5SG優勝)
中村雅人(東西CC含む5SG優勝)
青山周平(東西CC含む5SG優勝)※
※はダブルグランドスラム達成

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【オートレースグランプリでのSG初優勝者】

オートレースグランプリはSG初制覇を達成する選手が多いことでも知られる。過去28回でSG初制覇をグランプリで達成したのは下記の通り。

199年12月(第3回浜松)  伊藤信夫※
2002年10月(第7回伊勢崎) 岡部聡
2004年9月(第8回川口)  若井友和
2005年9月(第9回浜松)  山田真弘
2006年9月(第10回飯塚)  田中茂
2007年9月(第11回船橋)  武藤博臣
2008年9月(第12回伊勢崎) 永井大介
2009年9月(第13回川口)  木村武之
2011年9月(第15回伊勢崎) 金子大輔
2021年8月(第25回伊勢崎) 篠原睦
※この優勝戦の競走タイム3.284は10周回戦の日本記録更新。

これまで10名がSG初制覇をグランプリで達成。2000年代はかなりの高頻度で初優勝者が出ていたが、2021年の篠原睦は10年ぶりの「グランプリでのSG初優勝達成者」だった。それでも過去の傾向から、佐藤摩弥や鈴木宏和、早川清太郎らSG初優勝を目指す面々が優出したら注目したいところ。

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【オートレースグランプリ優勝戦の平均配当】

【グランプリ優勝戦】
平均配当 8,326円
最高配当 4万1,790円(2017年・第21回伊勢崎)
最低配当 660円(2012年・第16回飯塚)
万車券決着回数 6回/21回
※3連単発売の2004年第8回川口から集計

最高配当の2017年、最低配当の2012年ともに、優勝したのは高橋貢だった。
3連単万車券の決着も6回出ている。
05年浜松(優勝:山田真弘)3連単13,160円
10年浜松(優勝:有吉辰也)3連単12,960円
15年伊勢崎(優勝:浜野淳)3連単26,090円
17年伊勢崎(優勝:高橋貢)3連単41,790円
18年伊勢崎(優勝:青山周平)3連単17,700円

直近3年は青山周平が3連覇中で、比較的人気サイドでの決着をしている。

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【地区別グランプリ優勝数】

船橋 7回
川口 2回
伊勢崎 7回
浜松 5回
飯塚 5回
山陽 2回
※優勝当時のLGで集計

伊勢崎が7回で優勝数はトップだが、青山周平が5回、高橋貢が2回優勝したもの。川口は2回のみで、04年の若井と、船橋から川口に移籍したばかりだった16年の中村雅人。山陽の2回は02年の岡部聡と15年の浜野淳。

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【グランプリ優勝戦の出目】

全28開催の優勝戦の車番別成績は下記の通り。
1号車(4 5 0 19)
2号車(8 4 3 13)
3号車(6 7 5 10)
4号車(1 5 4 18)
5号車(4 1 5 18)
6号車(0 2 3 23)
7号車(3 3 3 19)
8号車(2 1 5 20)
(左から1着数、2着数、3着数、着外数)

昨年も1号車の青山周平が強さを見せつけて3連覇達成。1号車は4回優勝あるが、これは全て青山周平が優勝したときのもの。優勝数が最も多いのは2号車で、2021年の篠原睦、2018年の青山周平、2017年高橋貢らが2号車で優勝している。4号車の優勝は09年の木村武之のみ、8号車の優勝は98年の片平巧と14年の永井大介の2回。なお、6号車からはいまだに優勝者が出ていない。
また、直近10走だと2号車が8回の掲示板入り(3着以内)、続いて3号車が6回だった。やはり内枠が有利の傾向だ。
※あくまで出目のデータです。

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【過去の優勝者レポートと勝ち上がり】
オートレースグランプリ特集ページよりご覧ください。

※文中敬称略
※掲載写真はイメージです。
(P-NAVI編集部)

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