【ガールズ4日制も同時開催】四日市競輪G3ナイター「ベイサイドナイトドリーム」は13日開幕!

2025/03/12(水) 12:00

四日市競輪場において「万博協賛・ベイサイドナイトドリーム」G3が3月13日から開幕する。同日程で昼間には大垣競輪G3が行われており、リレー形式で四日市競輪G3がナイターで開催される。ガールズケイリン(4日制)もあわせて行われ、見どころ満載のシリーズとなりそうだ。

◆初日の出走表(13日更新)はこちらでチェック

【S級初日特選(第12レース)メンバー】
1/和田真久留(S1・神奈川99期)
2/雨谷一樹(S1・栃木96期)
3/皿屋豊(S1・三重111期)
4/岡村潤(S1・静岡86期)
5/小倉竜二(S1・徳島77期)
6/諸橋愛(S1・新潟79期)
7/阿部力也(S1・宮城100期)
8/北津留翼(S1・福岡90期)
9/鈴木玄人(S1・東京117期)
並び想定は
9鈴木-2雨谷-6諸橋
1和田-4岡村
8北津留-5小倉
3皿屋(単騎)
7阿部(単騎)
※12日追加更新

***************
和田真久留がシリーズの中心となるか

和田真久留
ウィナーズカップG2の直前開催のため、S級S班らが不在のシリーズ。もちろん、G2出場を惜しくも逃した実力者にとっては、ここはG3優勝のチャンスとなる。
最上位と見たいのは、和田真久留だ。2月豊橋G1でも二次予選1着で準決勝に進出、次の3月平塚F1でも松井宏佑の捲りを差し切り地元優勝を果たしている。近況は番手回りも多いが、自力自在戦でも活路を見いだしてこよう。南関東勢は昨年11月に川崎で万博協賛G3を優勝した福田知也、岡村潤、佐藤龍二らが参戦する。

***************
地元・三重勢の奮闘に期待
柴崎淳

三重からは柴崎淳、伊藤優貴、皿屋豊らが中心となってシリーズに挑む。 柴崎は今年1月静岡F1で藤井侑吾マークから差し切り優勝の好スタートを切った。だが、2月岐阜F1以降は豊橋G1を含めて病気欠場が続いており、調子は注意が必要か。それでも過去に3回G3を制しているホームバンクなら、主役の座は譲れまい。
伊藤裕貴は2月松阪F1で昨年4月以来の決勝進出。昨年11月の四日市記念では優出こそ逃したもののシリーズ3連対。今回はガールズ戦に出場する妹の伊藤優里(126期)と同時あっせんでもあり、好走に期待したいところ。
皿屋豊は2月岸和田F1を最後方から一気の捲りで優勝。1月の松阪記念でシリーズ3勝、2月奈良記念で決勝進出と好調が続いており、念願のG3初優勝の可能性も十分とみたい。

皿屋豊

***************
雨谷一樹、阿部力也らが優勝争いへ

雨谷一樹

関東からは雨谷一樹が参戦する。2月宇都宮F1では逃げた森田優弥マークから差し脚を伸ばして優勝。意外にも昨年9月以来の勝利だったが、価値ある地元優勝となった。今回の関東勢は鈴木玄人をはじめ若手機動型も多く、G3初優勝のチャンスも膨らんでいくだろう。ベイサイドナイトドリームの優勝経験ある諸橋愛や、横山尚則ら茨城勢もシリーズを賑わせる存在となりそうだ。

阿部力也も優勝候補の一人にあがる。昨年末は失格が続いたが、1月松阪記念では予選を連勝、F1戦では着実に決勝進出して優勝争いを演じるなど繰り広げている。たとえ目標不在でも、四日市の長い直線を利し、鋭い差し脚で上位争い必至。6年ぶり2回目のG3優勝もありそうだ。

阿部力也

***************
北津留翼 が豪快な一撃も

北津留翼
最近はガールズケイリンのデビュー間近となった娘・千羽(126期)の話題でも注目を集める北津留翼。戦績に波こそあるものの、上位級のスピードは迫力満点。通算50回目の優勝を約3年ぶりのG3優勝で決められるか。岩谷拓磨らとの九州連携も見逃せないだろう。

実績面では上回る小倉竜二が存在感を示すシーンや、南潤らを筆頭に自力型がそろった近畿勢の動向もシリーズを左右することになりそうだ。

飛び抜けた中心選手は不在も、優勝候補が各地区から参戦して、初日から激戦が展開されること間違いなしの今開催。ベイサイドの四日市ナイターで、最も輝きを放つのは、果たして誰か。

***************
ガールズケイリン4日制も同時開催!
太田りゆ、尾方真生、日野未来、太田瑛美

ガールズケイリン4日制は、3レース制につき21名が参戦し、初日・2日目に予選を走り、ポイント上位14名が3日目の準決勝(2個レース)に進出。準決勝で1着から3着の6名と4着から1名が最終日の決勝に勝ち上がる。通常のガールズケイリンと異なり、着順位の勝ち上がりになる準決勝がポイントとなりそうだ。

まず注目は尾方真生だろう。1月玉野の決勝から13連勝中、1月松山から4開催連続で完全優勝している。3月久留米では通算300勝も達成している。抜群のスピードで対抗するのは太田りゆ。狙いすました捲りの威力はメンバー中でもトップであるし、自力戦を制して優勝を奪取するか。日野未来は2月松戸を逃げ切りで優勝している。次の岐阜は準優勝だったが、連日の積極策を見せており、充実の自力勝負は必見。捲り脚シャープな太田瑛美、通算100勝目前の藤田まりあ、さらに加瀬加奈子や又多風緑も上位争いに加わっていきそうだ。

***************
【四日市競輪レポート・プレイバック】

昨年11月の四日市記念G3は新山響平が優勝

24年11月四日市記念G3
優勝者:新山響平
23年11月四日市記念G3
優勝者:浅井康太
23年4月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:浅井康太
22年11月四日市記念G3
優勝者:守澤太志
21年11月四日市記念G3
優勝者:坂井洋
21年4月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:諸橋愛
20年11月四日市記念G3
優勝者:佐藤慎太郎
19年11月四日市記念G3
優勝者:柴崎淳
19年6月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:山岸佳太
18年12月四日市記念G3
優勝者:浅井康太
18年2月全日本選抜競輪G1
優勝者:新田祐大

***************
◆今開催の勝ち上がり

【S級9車立て・9レース4日制】

◆初日
【初特選=1個レース】
1位〜9位(全員)→二次予選

【一次予選=8個レース】
1位〜5位(40名)→二次予選
6位から上位5名→二次予選

◆2日目
【二次予選=6個レース】
1位〜4位(24名)→準決勝
5位から3名→準決勝
※初特選出場の着上位選手から優先。
次に一次予選の着上位選手。

◆3日目
【準決勝=3個レース】
1位〜3位(9名)→決勝

※勝ち上がり表PDFはこちら

***************
◆四日市バンクの特性

バンクは周長400mで、みなし直線は62.4m。400バンクの中では、みなし直線が4番目に長い。この直線の長さがポイントになり、捲りや追い込みが有利とされている。また、開催タイトルの通り「ベイサイド」に位置しているため、風には要注意。夏はバック追い風、冬はバック向かい風が吹く傾向が強い。連対時の決まり手は、1着(逃23%、捲30%、差47%)、2着(逃20%、捲16%、差25%、マ39%)。バンクコンディションには要注意。最高上がりタイムは2019年8月20日にテオ・ボスが記録した10秒5。

※掲載の写真は過去に別開催で撮影したものです。
(P-Navi編集部)

閉じる

新着ニュース一覧