【青山周、鈴木圭、黒川らが参戦!】川口オートG1「開設記念グランプリレース」は5日開幕!

2025/03/03(月) 18:35

3月5日(水)から9日(日)まで川口オートレース場において、サンケイスポーツ杯「G1開設73周年記念グランプリレース」が開催される。毎年2月から3月に開催されることが多いシリーズで、2025年の川口でのグレード開催は、ここからスタートする。
早春の川口走路に、昨年覇者の青山周平を筆頭に、鈴木圭一郎、金子大輔、有吉辰也、荒尾聡、丹村飛竜ら全国の強豪が集結。地元勢はエース格の黒川京介、若井友和、佐藤摩弥、佐藤励、加賀谷建明、永井大介らが地元タイトルを守るべく、5日間のシリーズを戦い抜く。
4月にはSGオールスター・オートレースが開催される川口。今回は73回を迎える伝統の一戦で、トップレーサーが、その技とスピードを競う。

※初日の出走表(3月5日更新)はこちら

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【大会連覇へ青山周平が強さを見せる】

青山周平

昨年の開設記念グランプリレースでは、青山周平が制覇。抜け出した佐藤貴也を最終周回の最終コーナーでとらえて優勝ゴールに飛び込んだ。今年も2月にSG全日本選抜を完全優勝、今年出場の全レース(25レース)で掲示板入りするなど圧巻の戦績を残している。2月山陽G1では湿走路の準決勝戦で3着に終わり、昨年8月からの連続優出は16連続でストップしたものの、自らの記録を更新する30回目のG1優勝へ、盤石の走りで大会連覇を目指そう。
青山をはじめ、伊勢崎からは絶対王者の高橋貢、直前のアフター5を優勝している三浦康平らが参戦する。

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【鈴木圭一郎、金子大輔ら浜松勢が強力布陣】

鈴木圭一郎

昨年末はこの川口走路で涙のスーパースター制覇を果たした鈴木圭一郎だが、今年ここまでは歯車がかみあってこない。浜松G2ウィナーズカップで優勝戦6着、SG全日本選抜は5日目以降を欠場、2月山陽G1では初日から3連勝するも、湿走路の準決勝戦で3着に終わり、優出を逃している。それでも山陽G1の最終日には、青山と今年初対戦になった特別選抜戦で1着完勝しており、ここからまた上昇ムードへと乗っていけるか注目のシリーズとなろう。

一方、その山陽で7年ぶりにG1を制したのが金子大輔だった。優勝インタビューでも「流れがすごくいい」と言うように、今年は浜松G2ウィナーズカップ、山陽G1とグレードレースを2度制覇。 現在、昨年11月から10開催連続優出中で、今年24走して掲示板を外したのも1回のみ。抜群の安定感で、今シリーズも結果を追い求める。
浜松勢はほかにも昨年の当大会で準優勝だった佐藤貴也や木村武之ら実力者が参戦するが、注目を集めるのが、栗原佳祐だろう。今年から1級車に乗り替わり、今年ここまで晴雨を問わず3回の優勝を飾っている。前節の浜松では準決勝戦で試走3.24、優勝戦では競走タイム3.348とタイムをどんどん縮めている。全日本選抜は補充で出走したが、1級車でG1初日から参戦するのは、今回が初めて。上位陣に対して、どのような旋風を巻き起こすが、初日から要チェックだ。

金子大輔

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【地元13連勝中!黒川京介が地元G1で年末のリベンジへ】

黒川京介

地元勢は黒川京介の好調が際立つ。特に地元川口では、1月開催を完全優勝すると、2月のナイトレース、普通開催と13戦全勝、3連続完全優勝中だ。2月浜松のSG全日本選抜は優勝戦でスタート失敗から6着に甘んじたが、持ち味の快速レースで優勝争いを演じるか。昨年は川口で7月にG1キューポラ杯、11月にSG日本選手権を制しており、今度は「開設記念グランプリレース」のタイトル獲得なるか。
昨年の優勝戦で、青山、佐藤貴を最後方から猛追して3着だったのが佐藤励だ。山陽G1の準決勝戦では、湿走路の中、ゴール前で鈴木圭一郎を差し切って優出を決めている。ここまで3回のグレードレース優勝はすべて山陽走路でのものだが、今回も地元G1タイトル奪取に挑む。なお、あと2勝で通算300勝達成となる。
切れ味鋭いスタートから好勝負に持ち込む佐藤摩弥や、大会優勝歴ある若井友和、永井大介、小林瑞季らの好走にも期待が集まる。
また、天気は下り坂の予報も出ており、不安定走路となれば、加賀谷建明の浮上は 忘れてはならないだろう。復活Vが待たれる森且行や、池田政和にも要注目だ。

佐藤励

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【有吉辰也は通算1000勝まであと4勝】

有吉辰也
荒尾聡

飯塚からは有吉辰也と荒尾聡らが中心となろう。有吉は開設記念グランプリレースを2021年に優勝。今年は1月の川口開催で、青山周平らを破って完全優勝。そこから飯塚ミッドナイトまで9連勝をマークしている。現在の勝ち星は、996勝。シリーズで4勝をあげれば、通算1000勝達成のメモリアルシリーズとなる。
荒尾聡は、ここから巻き返しなるか。SG全日本選抜は準決勝戦5着で優出を逃したが、シリーズで4勝をあげている。雨でも、晴でも、自在に捌いて進出できる高い総合力は今回も強みとなるし、初日からの動向に注視したい。
山陽からは前回の地元G1で準優勝だった丹村飛竜、佐々木啓がS級から参戦。
関東地区は、気温が上がったと思えば、急降下したりと不安定な天気が続いており、今開催中も、雨や雪マークの予報が出ている。気温が下がり冷えた良走路での高速戦となるのか、不安定走路での対応力が求められるのか。走路コンディションにも注意が必要な5日間の激戦の幕が、いよいよ上がる。

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勝ち上がりを詳しく!

◆3/5〜3/6(初日・2日目)予選
↓ 2日間平均競走得点上位64名
◆3/7(3日目)準々決勝戦 第5R〜12R
↓ 1着(8名)と、その1着を除いた3日間の平均競走得点上位(24名)
◆3/8(4日目)準決勝戦 第9R〜12R
↓ 1着・2着の8名
◆最終日 優勝戦(8周戦)第12R

着順順位およびタイム順位得点(予選・準々決勝戦)は以下の通り
1着:8
2着:6
3着:5
4着:4
5着:3
6着:2
7着:1
8着:0
※着・タイム共に同得点
※競走戒告・試走戒告を受けた場合、合計得点から1回につき3点減点
※走法注意の判定を受けた場合は、合計得点から1回につき1点減点

算出方法
(着順位得点+タイム順位得点-減点合計)÷完走回数=平均競走得点
※小数点第1位まで。小数点第2位以下は切り捨て

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【川口オートG1開設記念グランプリレース・過去レポート】

昨年は青山周平が優勝

24年3月G1開設72周年記念グランプリレース
優勝:青山周平
23年2月G1開設71周年記念グランプリレース
優勝:永井大介
22年2月G1開設70周年記念グランプリレース
優勝:小林瑞季
21年3月G1開設69周年記念グランプリレース
優勝:有吉辰也
19年12月G1開設68周年記念グランプリレース
優勝:若井友和

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【今開催の節目勝利チェック!】
有吉 辰也 996勝
鈴木圭一郎 895勝
桝崎 陽介 398勝
山田  徹 397勝
黒川 京介 298勝
山崎  進 297勝
鐘ヶ江将平 296勝
柴田 健治 295勝
小原  望 199勝

※3月3日現在の出場予定並びにデータをもとにしております。
(P-Navi編集部)

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