2025/09/26(金) 18:26
奈良競輪「開設75周年記念・平安賞in奈良(GIII)」が26日に2日目を迎えた。10R二次予選を走って2着の藤井侑吾に話を聞いた。
藤井が初日から一転、攻めのレースを見せた。
「前受けなら8、9割、突っ張るつもり。佐々木(賢次)君もすぐに引いてくれたし、自分の持つ距離から踏み上げて。誰かが来れば併せようと」とプラン通りの走り。
また、山田久徳(1着)、畑段嵐士(3着)の地元勢を背負ってのレースに「失敗はできないと思った。いい緊張感で走れましたね」と安堵する。
初日は4車の利も「気持ちが弱くて引いてしまった。初心を取り戻したい」と反省が残る一戦になった。藤井自身も危機感を募らせているが、敵の包囲網に屈する展開も多々あるだけに気持ちの面で立て直せたのは大きいだろう。
準決勝は犬伏湧也と激突。「犬伏君には勝ったり負けたりだけど、勝ち越されている。自分にはラインが3人。後ろの近畿の先輩たちを信頼して、今日と同じで頑張るだけです」と言葉に力を込めた。(アオケイ・八角記者)