2023/02/12(日) 19:11
G1開設71周年記念グランプリレース(最終日)
2月8日に開幕した川口オートのG1開設71周年記念グランプリレースは、3日目に降雪による中止はあったものの、4日目からは天気も回復して、本日(12日)最終日・優勝戦を迎えた。
地元川口勢からは昨年の覇者・小林瑞季、戦列復帰後の快進撃が続く加賀谷建明、SGグランドスラマーの実績が光る永井大介、中村雅人の4名が優出する活躍。また、伊勢崎からは青山周平、早川清太郎、そしてG1最多優勝記録更新がかかる高橋貢の3強がそろいぶみ。さらに浜松の鈴木宏和もG1初制覇を目指して、連日の速攻劇で勝ち上がるなど、激戦必至のメンバー構成となった。
※4日目レポートはこちら
【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 10mオープン戦
走路温度:18度 良走路
1/鈴木宏和(浜松32期)3.29
2/加賀谷建明(川口27期)3.29
3/小林瑞季(川口32期)3.32
4/永井大介(川口25期)3.28
5/中村雅人(川口28期)3.26
6/高橋貢(伊勢崎22期)3.29
7/早川清太郎(伊勢崎29期)3.27
8/青山周平(伊勢崎31期)3.27
※右数字は試走タイム
最終日は晴れの良走路。試走は3.26で中村が一番時計を出し、3.27で早川、青山が続いた。混戦はオッズにも反映して、永井、中村、青山の三つ巴を中心に、最内の鈴木も支持を集めていた。
優勝戦は17時に発走。スタートは鈴木が先制するも、永井が2番手につけると、1周回3コーナーで鈴木をとらえて先頭。青山や中村が追い上げる中、そのまま首位を守り切って優勝のゴール。2021年のプレミアムカップ以来、通算26回目のG1制覇。グランプリレースは04年、18年に次いで3回目の優勝となった。
■レース展開
スタートは、1・鈴木が飛び出し、2番手には4・永井、大外からスタートを決めた8・青山が3番手につける。1周回3コーナーで永井は鈴木をかわして先頭奪取。4周回3コーナーで青山が鈴木をとらえて2番手に上がり、さらに5周回3コーナーで中村も3番手にポジションを上げる。抜け出した永井は快速ぶりを発揮してリードを広げる。中村は青山を追い上げ、7周回3コーナーで2番手に上がり、そこに早川も続いて青山をかわして3番手に上がる。リードを保ったま永井が先頭で優勝チェッカー。2着に中村、3着に早川が入線した。
【G1開設記念グランプリレース・優勝戦】
2連単4-5 1,440円(4番人気)
3連単4-5-7 15,550円(66番人気)
優勝/永井大介(川口25期)
競走車名:ビンテージ
ランク:S11
競走タイム:3.355
今節成績:4着・1着・中止・1着・1着
次走出場予定:川口(2月15日~19日)
優勝したいなと思っていましたが、試走も皆それほど変わらなかったので、スタートに集中していました。(鈴木)宏和君より先には行けないと思いましたが、うまく切れましたね。
(改修で)半年くらい川口に帰ってこられず、パーツも足らずにエンジンをうまく合わせることができなかったのですが、最近はずっと地元で、やっとエンジンが良くなりました。
強力なメンバーで、センターの4枠を活かして走りたいと思っていたので、最高の結果になって良かったです。
後続車もいると思ったので、早めに先頭に立たないと勝ち目はないと思っていましたし、うまく伸びてくれましたね。今日はビジョンを見ないようにして、走りに集中していましたが、5、6周目に気を抜いたら、ビジョンが見えて、後ろにピンク(青山)がいたので、マズいと思いました(笑)。でも、尻に火がついた、ではないですけど、そこからいい力をもらえました。
優勝も1年ぶり。G1も久しく勝てていなかったので、このまま若い者に飲まれてしまうのかなと思っていましたけど、同期の若井(友和)もレジェンド(伊勢崎のG2レジェンドカップ)を獲ったので、ワカができるなら、自分もと、どさくさに紛れて頑張って、最高の結果が出せて良かったです。
次の地元も優勝を目指して頑張って、SG全日本選抜でも今日みたいに青山君達に勝てるように精一杯、頑張りたいと思います。
(P-Navi編集部)