【青山周平、鈴木圭一郎が参戦】山陽オートG1「スピード王決定戦」は20日開幕!

2025/02/18(火) 18:00

九州スポーツ杯G1「第59回スピード王決定戦」が山口県の山陽オートレース場において、2月20日(木)から24日(月・休)までの5日間で開催される。
12月に開催されていた「スピード王決定戦」だが、今回は2月開催。2025年最初のSG全日本選抜オートレースを経て、またどのようなレースが展開していくのか。青山周平、鈴木圭一郎の2強もそろいぶみ、2月のまだまだ冷えた走路で、開催タイトル通りの激しいスピード戦が繰り広げられる。

※初日の出走表(2月20日更新)はこちら

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【ダブルグランドスラマーの青山周平が君臨】

青山周平

今年最初のSG第38回全日本選抜オートレースは、青山周平が1枠から貫禄の押し切りで優勝を果たした。SGで5回目の完全優勝、さらに史上4人目のダブルグランドスラム達成と、記録ずくめの優勝となった。
何よりも今年は凄まじい戦績で、1月から18戦17勝、2着1回。山陽走路は昨年9月の特別G1プラミアムカップを制しており、今回も盤石のレースで、自身が持つG1最多優勝記録を「30回」に更新するか。なお現在、1月伊勢崎の初日から9連勝中で、開催初日には自身8回目となる「10連勝」もかかっている。
青山を筆頭に、伊勢崎からは早川清太郎、吉原恭佑、松本康らが参戦する。

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【現行ランク1位の鈴木圭一郎が巻き返す】

鈴木圭一郎

一方、今年最初のSGで明暗が分かれたのは鈴木圭一郎だ。初日、2日目を連勝して、地元SGをけん引するかに思われたが、3日目に痛恨のフライングにより失権。4日目に一般戦2着とするも、途中欠場となった。
昨年は山陽走路で3月に特別G1プレミアムカップ、4月のG1令和グランドチャンピオンカップ、7月のG2小林啓二杯を全て完全優勝で制している。山陽のスピード王決定戦も、17年、18年に連覇。好実績の山陽で巻き返し、通算20回目のG1優勝を獲得するか。なお、鈴木圭と青山の2強は、今年ここまで対戦なし。この山陽G1で相まみえることになるか。

浜松勢はほかにも、争覇級がズラリ。先日のSG全日本選抜で準優勝だった鈴木宏和は、6日間オール連対で、優勝戦も見せ場を作った。昨年12月の飯塚で初のグレードレースも制しており、抜群のスタート力から善戦必至だ。同じく全日本選抜で優勝戦3着の金子大輔、伊藤信夫、佐藤貴也、2020年の当開催で青山、鈴木圭を破り優勝している木村武之ら有力選手が優勝争いに加わってくるだろう。

鈴木宏和

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【さあ連覇へ!佐藤励が突き進む】

佐藤励

前回のスピード王決定戦(2023年12月)は日替わりの難しいコンディションの中、佐藤励がG1初優出・初優勝を成し遂げた。昨年10月の山陽G2若獅子杯では鈴木宏和との首位争いを制して優勝を遂げており、これまでグレードレース3回の優勝はすべて山陽走路でのもの。SG全日本選抜の準決勝戦はゴール前で僅かにかわされて3着に終わり、SG初優出は逃したものの、今年の目標に掲げるワンランク上のステージへ、一戦一戦で経験値を積んでいく。
川口からは若井友和、平田雅崇、大木光らも上位争いを展開するか。

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【来期の山陽ナンバーワンは浜野淳】

浜野淳

やはり山陽のグレード開催なら、地元勢の活躍なくしては語れない。地元のS級からは松尾啓史、丹村飛竜、角南一如、佐々木啓の4名が参戦する。丹村は1月の山陽開催を完全優勝、次のSG全日本選抜も初日から3連勝の好成績。初の地元G1タイトル奪取が期待される。松尾は山陽のスピード王を06年、22年と2回優勝。鋭い追い込みは今回も必見だろう。
現ランクはA13の浜野淳だが、先日発表された来期の新ランクではS19にジャンプアップし、18期ぶりの山陽ナンバーワンに返り咲く。昨年は地元のグレードレースで3度の優出、12月には5日制のミッドナイトで完全優勝。今回直前の山陽で開催されたA級選手権では準優勝と好走が続いており、今開催も侮れない。なお、山陽スピード王優勝なら、13年ぶり2回目の戴冠となる。

また、37期からは浜松の森下輝、飯塚の福岡鷹が出場する。ともに2回目のG1参戦(補充除く)で、地元以外のG1戦は初。新鋭レーサーが上位陣にどう挑むかにも、注目したい。

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勝ち上がりを詳しく!

◆2/20〜2/21(初日・2日目)予選
↓ 2日間平均得点上位64名
◆2/22(3日目)準々決勝戦 第5R〜12R
↓ 1着(8名)と、その1着を除いた3日間の平均得点上位(24名)
◆2/23(4日目)準決勝戦 第9R〜12R
↓ 1着・2着の8名
◆最終日 優勝戦(8周戦)第12R

着順順位およびタイム順位得点(予選・準々決勝戦)は以下の通り
1着:8
2着:6
3着:5
4着:4
5着:3
6着:2
7着:1
8着:0
※着・タイム共に同得点
※競走戒告・試走戒告を受けた場合、合計得点から1回につき3点減点
※走法注意の判定を受けた場合は、合計得点から1回につき1点減点

例えば着順は1着でも、競走タイムがメンバー中で4位でゴールした場合は、8点+4点=12点が競走得点となる。

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【過去の山陽オート・G1開催レポート】

前回は佐藤励がG1初優出・初優勝
24年9月プレミアムカップ
優勝:青山周平
24年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:鈴木圭一郎
24年3月プレミアムカップ
優勝:鈴木圭一郎
23年12月スピード王決定戦
優勝:佐藤励
23年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:中村杏亮
23年3月プレミアムカップ
優勝:荒尾聡
22年12月スピード王決定戦
優勝:松尾啓史
22年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:平田雅崇
21年12月スピード王決定戦
優勝:青山周平
21年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:丸山智史
20年12月スピード王決定戦
優勝:木村武之
20年9月プレミアムカップ
優勝:早川清太郎
20年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:長田恭徳
19年9月プレミアムカップ
優勝:鈴木圭一郎

※2月18日現在の出場予定並びにデータをもとにしております。
(P-Navi編集部)

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