【第2回競輪祭女子王座戦G1】佐藤水菜が完全優勝!

2024/11/21(木) 23:35

2024年11月21日 小倉競輪
大阪・関西万博協賛
第2回競輪祭女子王座戦G1(最終日)
※ナイター開催

ガールズケイリングランプリ2024の出場権をかけた最終決戦、第2回競輪祭女子王座戦G1が最終日を迎えた。
19日から始まったシリーズは、タイトルホルダーの児玉碧衣が初日に、坂口楓華や尾方真生らが準決勝で敗退する混戦ムード。そこでも強さを発揮したのは、今年の世界選手権の女子ケイリンで金メダルを獲得した佐藤水菜で、ただひとり連勝で決勝進出。決勝進出の7選手の中で、佐藤を含む5選手がグランプリ出場は優勝条件という、まさに逆転出場をかけた一戦となった。
注目の決勝は、主導権を握る太田りゆを最終4コーナーでとらえて捲り切った佐藤水菜が優勝のゴール。競輪祭女子王座戦を初優勝、G1は23年のオールガールズクラシック以来2回目の制覇。今年のもG1タイトルホルダーに輝き、ラストチャンスをものにして、年末のガールズグランプリ2024の出場権を手にした。


【今開催のレポート】 前検日 初日 2日目

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【第2回競輪祭女子王座戦G1(最終日)12R=決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/久米詩(L1・静岡116期)
3/太田りゆ(L1・埼玉112期)
4/當銘直美(L1・愛知114期)
5/梅川風子(L1・東京112期)
6/尾崎睦(L1・神奈川108期)
7/石井貴子(L1・千葉106期)

【レース展開】

打鐘。2・久米がポジションを上げていく
最終HS。3・太田が後ろを警戒しつう主導権取りへ
最終2コーナー。逃げる3・太田に、1・佐藤が捲りで迫る
1佐藤が捲り切り優勝のゴール

誘導以下、3太田、7石井、5梅川、6尾崎、1佐藤、4當銘、2久米で周回。赤板2コーナーから久米が動いて、打鐘で佐藤の横まで上がる。打鐘後4コーナーから久米が仕掛けると、3番手の梅川もスパート、前受けの太田も合わせて踏みこんでいく。さらに最終HS過ぎ、6番手から佐藤も捲りを打っていく。梅川を出させず太田が先手をキープすると、外から佐藤が捲りで迫り、最後の直線は両者の力勝負に。ゴール前で佐藤が逃げ粘る太田をとらえて完全優勝のゴール。2着に太田、佐藤を追った當銘が3着に入線した。

【第2回競輪祭女子王座戦G1(最終日)12R=決勝・結果】
2車単1-3 340円(1番人気)
3連単1-3-4 1,640円(5番人気)
決まり手:捲り-逃げ

優勝/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
今回成績/予1・準1・決1

最終日は、自力とまではいかなかったのですが、長い距離を踏んで優勝することができて嬉しいです。1カ月の期間(ナショナルチームのオフ)は、競技に携わった3年間では初めてだったので、練習も自分でやることの難しさを改めて感じ、練習環境のありがたさを再認識できるなど、自分自身を見つめ直すいい期間でした。優勝という結果自体はいいものでしたが、(レース)内容や調子などは、昨年や今年のオールスターなどに及ばないものだったので、ガールズグランプリ2024までの1カ月で仕上げたいと思うし、早く練習したいと思いました。
(レースは)スタートを取りに行きたかったのですが、発走した時に2番車(久米)が自分の後ろを確保するような動きが見えて、そうさせないようにしたので、後方の位置取りになってしまいました。その後は、5番車(梅川)が中団だったので、そこを捲り切れたらと、組み立てをすぐに切り替えられたし、思うようになって良かったです。
世界選手権で一緒に戦った梅川(風子)選手の強さは体感しているので、その梅川選手を乗り越えられるかが課題で、そこを捲り切れた後は、ゴールまで行くだけと思えました。また、(自転車競技の)世界女王になれましたが、自分ではそれに見合った人間だと思っていません。この大会の4日間で自分の力が弱っていることを感じました。今後どこを目指していくか見えた部分もあり、1周先行したり、強いと言ってもらえること、ずっと勝ち続けられるような存在でいたいので、来週からの伊豆で、いちから作り直して、また1年やっていきたいと思います。
グランプリまでは1カ月しかないので、基礎を作り直し、少しでも以前の調子を取り戻せるよう、2連覇できるように戦いたいと思います。



【ガールズグランプリ2024出場予定者決定!】
児玉碧衣(L1・福岡108期)
石井貴子(L1・千葉106期)
佐藤水菜(L1・神奈川114期)
坂口楓華(L1・愛知112期)
尾崎睦(L1・神奈川108期)
尾方真生(L1・福岡118期)
石井寛子(L1・東京104期)

※出場予定選手の詳細はこちら
(P-Navi編集部)

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