第2回競輪祭女子王座戦G1(初日)レポート

2024/11/20(水) 08:15

2024年11月19日 小倉競輪
第2回競輪祭女子王座戦G1(初日)

※ナイター開催

【今開催のレポート】
前検日

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【競輪祭女子王座戦G1(初日)1R=ガールズ予選】
7下条未悠、6吉村早耶香、2奥井迪、4飯田風音、5石井寛子、1佐藤水菜、3吉川美穂で周回。打鐘過ぎに石井が奥井の後位まで上がると、奥井は仕掛けて最終HSで下条を叩いていくが、そのさらに外を佐藤が一気に叩いて先手を奪う。佐藤の後位は内に奥井、外に吉川で並走になる。佐藤は逃げ切り1着。位置を取り切った吉川が2着、石井が3着に入線した。

1着/佐藤水菜(L1・神奈川114期)

(最終HSの踏み出しは)自分の思ったようなレースにならなかったのですが、最後まで踏み切れた感じがあり、前回に比べたら良かったと思います。ドームは風がない分、自分の好きなように踏めるので、その部分では走りやすいですね。

2着/吉川美穂(L1・和歌山120期)

レースは、佐藤(水菜)選手と奥井(迪)選手がいたので、どちらかの番手を取りたいと思っていましたが、できることなら佐藤選手の番手から組み立てたいと思っていたので、6、7番手でもマークしようと思っていました。(佐藤水菜の番手に)競りにくることはないなと思っていたのですが、自分が仕掛けに千切れないか、ゴール前勝負ができるのかと考えていました。最終BSでもしかしたら(抜けるかも)と思いましたが、2センターから4コーナーの佐藤選手の踏み直しがすごくて、届きそうになかったです。今年は、体調が良い状態で入れているので、自信を持って準決勝も自力自在に立ちまわり、決勝を目指していきたいです。

3着/石井寛子(L1・東京102期)

今日は、何としても準決勝に上がれる走りをしようと思っていました。思ったよりも外並走が楽だったので、その場で動かずにいようと思い、周回を重ねました。(最終HSは)冷静に展開を見られていました。とにかく3着だったので、(準決勝に上がれ)とても嬉しいです。吐きそうになるくらい緊張していました。ガールズグランプリに行くためには、最低でも決勝にいきたいです。

◆1Rレース結果

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【競輪祭女子王座戦G1(初日)2R=ガールズ予選】
7内野艶和、6吉岡詩織、1坂口楓華、4久米詩、3當銘直美、2太田りゆ、5小林莉子で周回。打鐘後2センターから坂口が動くと、2番手の吉岡も踏んでいく。坂口は最終2コーナーで吉岡を捕えて先頭に立つも、6番手から太田が好スピードの捲りで迫る。太田は粘る坂口を直線でとらえて1着。外伸びた當銘が2着、坂口の後位から久米が3着に入った。

1着/太田りゆ(L1・埼玉114期)

後ろに下がらないといけない展開になった時点で、誰がどの位置にいるのか分かっていました。ペースを感じつつ、いつでもトップスピードに上げられるようなフォームを作りつつ前団を見て、いけそうなタイミングを見計らっていました。(最終2コーナーは)隊列が短くなる部分を狙っていたので、上手く仕掛けられたと思いますが、(コーナーで)走行ラインが(バンクの)上になりすぎて思ったよりもスピードが出せなかったことが反省点です。動きの多かったレース展開の中で、覚悟を決めなければいけない瞬間で、腹をくくれたのは、これまでの経験が伴ったのかなと思います。

2着/當銘直美(L1・愛知114期)

(太田)りゆさんか(坂口)楓華の後ろが取れるかなと思ったら、2人ともどこかに行ってしまうから、どうしようと。楓華が(太田)りゆさんを抑えてに行ったので、自分もそれに乗り、何かできたらと思い走りました。大きいレースに向けて練習をしてきているので、人の後ろからのレースということもありますが、いつもよりは余裕を持って走れたと思います。(最後は)自分の中ではきついコースを踏んだのですが、2着に残れているので、脚は良かったと思います。すごいメンバーの中で連に絡めたのは自信になります。

3着/久米詩(L1・静岡116期)

道中は脚に余裕があったので、調子は問題なかったのですが、レース内容は全然ダメだったと思います。(太田)りゆさんが仕掛けてきた瞬間に踏めていれば良かったのですが、気持ちが弱かったですね。もっと楽に3着以上を狙えていた展開だっただけに満足できないです。脚の感じは悪くないです。攻めた気持ちを持てれば、決勝につながると思うと思います。

◆2Rレース結果

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【競輪祭女子王座戦G1(初日)3R=ガールズ予選】
最終的に隊列は3山原さくら、5細田愛未、6太田瑛美、2尾方真生、7岡本二菜、1梅川風子、4石井貴子で落ち着く。最終HS前に尾方が仕掛けると、山原を叩いて先手を奪取。そこを6番手から梅川が捲り、最終BS前に尾方をとらえて先頭に立つ。梅川には石井が追走するが、振り切った梅川が1着。2着に石井、3着に細田が入線した。

1着/梅川風子(L1・東京112期)

山原(さくら)選手や尾方(真生)選手が先手を取ることを予想していましたし、その2人が仕掛けていかないパターンもあると思ったので、その準備をしつつ、赤板手前4コーナーで動きがあったので、一度見送ってからの形をとりました。(最終HS過ぎは)踏み出しで、先頭に出切れる感じはあったのですが、スピードのノリが少し甘いなと感じました。ゴール前でスピードが落ちないように考えながら走りたいと思います。明日の一戦が大事。決勝に進まないとスタートラインに立てないので頑張ります。

2着/石井貴子(L1・千葉106期)

(初手は)4番車なので中団から後方になるのかなと思っていましたが、結果的には良い位置(梅川風子の後ろ)に恵まれたと思います。(梅川風子の仕掛けに)集中して付いていけました。早めに追い込んで行かなければと思っていましたが、強くて横に並ぶことができないままゴールになってしまいました。毎日できるだけ良い状態で臨めるように準備したいと思います。

3着/細田愛未(L1・埼玉108期)

前からの組み立てでないと(レースに)ついていけないと思ったので、最初から全開でいきました。とにかく(山原)さくらさんから千切れないように行って、いけるところがあれば行こうと。(最終BSは)さくらさんが内に詰まっていたし、(尾方)真生ちゃんも前にいたので、早めに(切り替えて)行かないと思い(梅川風子、石井貴子の仕掛けに切り替え)いきました。立ち遅れなかったので良い方だと思います。明日はもっと厳しいと思うので、しっかり考えて戦いたいと思います。

◆3Rレース結果

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【競輪祭女子王座戦G1(初日)4R=ガールズ予選】
7熊谷芽緯、4藤田まりあ、5太田美穂、2尾崎睦、6中野咲、1児玉碧衣、3山口真未で周回。打鐘後に、児玉、太田が仕掛けていくが、熊谷が突っ張って先行。最終2コーナーから3番手の尾崎が捲りを狙うと、2番手の藤田も合わせて踏む。直線抜け出した藤田を、ゴール前で尾崎が差し切り1着。2着に藤田。3着は外伸びた中野。

1着/尾崎睦(L1・神奈川108期)

(最終BS)熊谷(芽緯)さんが良い感じで踏んでいたので、ミポリン(太田美穂)が出切れるのかなと思い、様子を見ました。その後は自分で踏んでいけたら良かったのですが、タイミングがワンテンポ遅くなってしまいました。(最終)4コーナーを回ってからは、いける感じがありましたね。今日は展開で勝ち上がれましたが、準決勝はしっかり力を出せるように準備したいと思います。

2着/藤田まりあ(L1・埼玉116期)

みなさん自分より脚力があるので、前にいないと厳しいと思い前を取りに行きました。熊谷(芽緯)さんの駆かりが良かったので、自分もいけるところからいきました。(最終BS)行こうか迷ったのですが、いかないと被ると思いキツかったのですが、無理やり外を踏みました。状態は普通です。準決勝も展開を考えて走りたいと思います。

3着/中野咲(L1・愛知110期)

ペースが上がる予想はしていましたが、あまり展開をイメージできていなかった。付いていった感じですが、(レースの)流れはしっかり目られたと思います。(最終BS)児玉(碧衣)選手が外外に追いやられていて、外のコースが空いたので、そこを踏めたのですが。毎回練習では悪くないので、それをレースでどれだけ出せるかだと思います。力を出し切るだけと思っています。

◆4Rレース結果

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【競輪祭女子王座戦G1(2日目)11R=ガールズ準決勝】
1/梅川風子(L1・東京112期)
2/太田りゆ(L1・埼玉112期)
3/吉川美穂(L1・和歌山120期)
4/石井貴子(L1・千葉106期)
5/久米詩(L1・静岡116期)
6/中野咲(L1・愛知110期)
7/坂口楓華(L1・愛知112期)

【競輪祭女子王座戦G1(2日目)12R=ガールズ準決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/尾崎睦(L1・神奈川108期)
3/當銘直美(L1・愛知114期)
4/藤田まりあ(L1・埼玉116期)
5/石井寛子(L1・東京104期)
6/細田愛未(L1・埼玉108期)
7/尾方真生(L1・福岡118期)

【競輪祭女子王座戦の勝ち上がり】
◆2日目:ガールズ準決勝(2個レース)
1位〜3位の6名→決勝
4位から1名→決勝

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【ガールズグランプリ2024選考用賞金獲得額】
1位/坂口楓華 22,709,000円
2位/尾崎 睦 22,014,000円
3位/児玉碧衣 21,892,000円※
4位/尾方真生 21,216,000円
5位/石井寛子 20,413,000円
6位/石井貴子 20,076,000円※
7位/吉川美穂 19,278,000円
8位/奥井 迪 19,158,100円
9位/小林莉子 18,521,000円
10位/山原さくら 18,415,100円
11位/久米 詩 17,081,000円
12位/當銘直美 16,011,000円
13位/中野 咲 15,728,000円
14位/太田美穂 15,373,500円
15位/柳原真緒 14,370,000円
16位/日野未来 14,284,000円
17位/細田愛未 13,755,000円
18位/野口諭実可 13,734,100円
19位/那須萌美 13,474,300円
20位/黒河内由美 13,248,000円

21位以下で準決勝進出を果たしたのは、藤田まりあ佐藤水菜太田りゆ梅川風子
11月19日終了時点、太字選手は準決勝進出
※はG1優勝者

(P-Navi編集部)

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