競輪祭女子王座戦G1(2日目)レポート【決勝7選手コメント】

2024/11/20(水) 23:55

2024年11月20日 小倉競輪
大阪・関西万博協賛
第2回競輪祭女子王座戦G1(2日目)
※ナイター開催

【今開催のレポート】
前検日 初日

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【競輪祭女子王座戦G1(2日目)11R=ガールズ準決勝】
1/梅川風子(L1・東京112期)
2/太田りゆ(L1・埼玉112期)
3/吉川美穂(L1・和歌山120期)
4/石井貴子(L1・千葉106期)
5/久米詩(L1・静岡116期)
6/中野咲(L1・愛知110期)
7/坂口楓華(L1・愛知112期)

並びは最終的に3吉川、7坂口、6中野、1梅川、5久米、2太田、4石井で落ち着く。最終HSで坂口が吉川を叩いて先行。梅川が捲りで坂口をとらえて抜け出し、久米が続く。外から太田も捲りで迫るが、梅川の2番手から鋭く伸びた久米が1着。2着に太田、3着に梅川、4着に石井が入線した。

1着/久米詩(L1・静岡116期)
今回成績:予3・準1
G1優勝:0回
G1決勝:4回目

初手で(梅川)風子さんの後ろに入れたので、追走に集中しようと思いました。(最終)3コーナーで、(太田)りゆさんが来るのが分かったのですが、そこでしっかり踏めたのが良かったと思います。調子は問題ないです。決勝は、自分の力を出し切ることを前提にして、しっかり走ります。

2着/太田りゆ(L1・埼玉112期)
今回成績:予1・準2
G1優勝:0回
G1決勝:3回目

自力のある選手が多いと思っていたので、捲り合戦になることを想定していて、自分の仕掛けるタイミングを考えると、脚力を使いたくないと。今日は無理やりに位置を取ることをしませんでした。梅川(風子)選手が1車空けての位置取りだったので様子を伺いつつ、最後は4コーナー回ってからの差しの勝負になってしまいましたが、追い込み勝負に思考を切り替えていきました。いつもだと焦って前で勝負しようとか前の動きを使って捲ろうなど、落ち着きのないレースをしがちだったと思うのですが、肝を据えたレースを心ができたのかなと思います。G1の優勝を目標にしているし、来年の競輪選手としての活動にも勢いをつけていきたいので、良いレースがしたいし、優勝を目指して頑張ります。

3着/梅川風子(L1・東京112期)
今回成績:予1・準3
G1優勝:1回(23年競輪祭)

良い位置の並びだったので、なるべく自分の仕掛ける距離に引き込みたいと思っていましたが、スピードのノリが少し良くなかったかなと思います。特に変えるところはなく、決勝は、のびのびと走るだけだと思っていますし、チャレンジャーの意識で、現状の力を発揮したいです。また、連覇に挑戦できるのは素晴らしいことだと思うので、現状でできるパフォーマンスを把握して、無駄に仕掛けることがないように勝つことを意識して走ります。

4着/石井貴子(L1・千葉106期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予2・準4
G1優勝:1回(24年パールカップ)

レースは、何とか3着までと思っていたのですが、全体的に仕掛けが遅いレースだったし、そこにいただけのレースになってしまいました。落ち着いて12レースを見ていることはできなかったです。梅川(風子)選手と太田(りゆ)選手の脚力が抜けているので、2人の捲り合戦になる気がしていたので、良い位置を回って最後勝負と思っていました。(追走していた感触は)体のパワーや重さ感が足りないと思ったし、寒くて重いバンクになった時に力の差が出るのだろうと思いました。首の皮一枚のような勝ち上がりになったのですが、脚力以外のものを全て使い、悔いの残らないように精いっぱい走りたいと思います。

◆11Rレース結果

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【競輪祭女子王座戦G1(2日目)12R=ガールズ準決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/尾崎睦(L1・神奈川108期)
3/當銘直美(L1・愛知114期)
4/藤田まりあ(L1・埼玉116期)
5/石井寛子(L1・東京104期)
6/細田愛未(L1・埼玉108期)
7/尾方真生(L1・福岡118期)

隊列は7尾方、2尾崎、4藤田、6細田、1佐藤、3當銘、5石井で周回。まず石井が打鐘前に5番手まで上昇。打鐘後2センター付近から6番手の佐藤がスパートすると、前で踏む尾方を最終2コーナーでとらえると先頭に立つ。佐藤はそのまま押し切り連勝。佐藤の仕掛けを追走した當銘が2着。尾方の後位から抜け出した尾崎が3着。

1着/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
今回成績:予1・準1
G1優勝:1回(23年オールガールズクラシック)

打鐘で石井(寛子)選手が抑えにきた時にやる気が見えたので、勝負師として戦いにいきました。正直、今日も1着になったのも奇跡なくらい。明日の優勝も、チャンスを逃さないように狙わないといけないと思います。体調は、昨年(競輪祭女子王座戦の時)よりもいいです。仕上がりが今ひとつで不安がありますが、今までやってきたこと信じて頑張りたいと思います。女子王座戦決勝の1番車は、嬉しくも苦しくもある車番ですが、しっかり自力を出して戦います。

2着/當銘直美(L1・愛知114期)
今回成績:予2・準2
G1優勝:0回

G1決勝:2回目

(佐藤)水菜が一番強い自力選手なので、その後ろを狙っていましたし、集中して付いていくことだけを考えていました。水菜の後ろを狙う選手が多かったので、いろいろな選手が視界に入ってきたのですが、取り切ってゴール前でもしっかり踏めたので良かったです。大きな大会で、マーク選手として少しは売り出せたのかなと思います。久留米のオールガールズクラシックでは決勝に進めなかったので、残りのG1は全て決勝に乗ると決めて練習をしてきました。面倒を見てくれた舘(泰守)さんや愛知の選手のおかげで、ここまで来られたと思っています。パールカップでは悔しい思いをしたので、明日は悔しい思いをしないために、なんでもやっていくつもりです。

3着/尾崎睦(L1・神奈川108期)
今回成績:予1・準3
G1優勝:0回
G1決勝:4回目

今日は、尾方(真生)さんが前を取ると思い、なるべく近くにいたいと思い、一番前を取りに行きました。(2走して)状態は分からないのですが、レースの組み立てや他の選手の戦い方を考えられているので、レースは見えていると思うし、体が付いてきていると思います。昨年の競輪祭女子王座戦の決勝は、何となくレースが終わってしまった感じでした。そこから2つのG1決勝に乗りましたが3着しか取れていないので、明日は最高の形で終われるようにしっかり準備したいです。強気に攻めます。

◆12Rレース結果

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【競輪祭女子王座戦G1(最終日)12R=ガールズ決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/久米詩(L1・静岡116期)
3/太田りゆ(L1・埼玉112期)
4/當銘直美(L1・愛知114期)
5/梅川風子(L1・東京112期)
6/尾崎睦(L1・神奈川108期)
7/石井貴子(L1・千葉106期)

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【ガールズグランプリ2024選考用賞金獲得額】
1/坂口楓華 22,878,000円
2/尾崎睦 22,215,000円
3/児玉碧衣※ 22,031,000円
4/尾方真生 21,385,000円
5/石井寛子 20,579,000円
6/石井貴子※ 20,263,000円
7/吉川美穂 19,444,000円
8/奥井迪 19,309,100円
9/小林莉子 18,733,000円
10/山原さくら 18,551,000円
11/久米詩 17,348,000円
12/當銘直美 16,239,000円
144/佐藤水菜 5,734,000円
153/太田りゆ 5,080,000円
188/梅川風子 1,805,000円

今回の決勝でグランプリ出場が優勝条件なのは久米、當銘、佐藤、太田、梅川の5名。石井はG1優勝、尾崎は賞金で確定圏内にいる。
久米は準優勝でも、吉川を賞金で抜くことができない。また吉川は最終日1着でも、石井寛を抜けず順位は不動。また奥井や小林も最終日1着でも、吉川を抜けず。 優勝条件の選手が勝てば、最後のグランプリ出場者が決まり、吉川は次点に。尾崎、石井貴が優勝したときのみ、吉川がグランプリ出場となる。
11月20日現在、太字選手は決勝進出
※はG1優勝者
(P-Navi編集部)

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