立川競輪G3(準決勝)レポート

2023/01/06(金) 19:47

立川競輪G3(準決勝)レポート

2023年1月6日 立川競輪G3

開設71周年記念「鳳凰賞典レース」(3日目)

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【立川競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
立川記念10RS級準決勝
野口裕史が先行態勢に入ると、中団は森田優弥、6番手に新田祐大、8番手に北津留翼で最終HSを通過。最終2コーナーから森田が捲りを仕掛け、最終3コーナーで先頭に立つも、野口と森田のもがき合いで隊列が短くなったところを、新田が捲りで抜け出し1着。8番手から捲り追い込んだ北津留が2着、新田マークの佐藤慎太郎が3着に入線した。(※5位入線の森田は斜行により失格)

新田祐大
1着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:9回(21年12月伊東記念)

残り2周のところで激しい主導権争いになると思ったので、そこで遅れないようにと思っていました。打鐘前から野口(裕史)さんがいいスピードで仕掛けていって、休まるところがない中で、森田(優弥)君がすぐに仕掛けたので、とても苦しいレースになったと感じました。今日、自力で1着を取れたのは、今年のレースに弾みがつくのではないかと思います。
(決勝は)自力。

北津留翼
2着/北津留翼(S1・福岡90期)
今回成績:特9・二1・準2
G3優勝:6回(22年6月久留米記念)

競輪というよりロードレースみたいで、追走いっぱいでした。そんなに寒くないのですが、バックストレッチが重たく感じますね。今日は、レース内容的にダメでしたが、勝ち上がれたので、次、頑張ろうと思います。
決勝は、単騎。

佐藤慎太郎
3着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特7・二3・準3
G3優勝:10回(22年4月平塚記念)

自分が、新田(祐大)を抜けるくらいの力があって、傍に並ぶくらいじゃないと、2着キープは厳しかったですね。お客さんに申し訳ないです。調子は、上げていく途中なのかなと思っています。落車から、トレーニングを積みかさねて、3カ月くらいが目安と思っています。うまく、凌いでいけたらと思っています。悔しい気持ちはあるが、成績に一喜一憂せずにやっていきます。
決勝も、新田の番手。

10Rレース結果

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【立川競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
立川記念11RS級準決勝
赤板で前を抑えた北井佑季が、ペースを上げて先行。南関ラインの主導権取りで、4番手に佐々木悠季、7番手に清水裕友の態勢で一本棒となる。北井の番手で郡司浩平が車間をあけて、後続を警戒。最終2コーナー前から清水が仕掛けると、中団の佐々木も合わせて踏み込む。郡司は捲りをけん制しつつ、差し切り1着。中団から捲った佐々木が2着、3着は南関ライン3番手の高橋雅之が入線した。

郡司浩平
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:15回(22年10月熊本記念in久留米)

車間を空けるくらいしかできなかったのですが、なるべく(北井佑季を)援護をして、最後まで北井さんも我慢してくれたらと思っていました。連日、身体は軽く感じているので、手応えを感じています。
決勝は、松井(宏佑)君の番手。

佐々木悠葵
2着/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:1回(22年12月高松記念)

清水(裕友)さんがもう少し抵抗してくると思っていたが、そうではなかったので、北井(佑季)さんにすんなりとペースで仕掛けさせてしまいました。連日の北井さんの出来を考慮していれば、もっと早く仕掛けられたかなと。脚の状態はすごくいと思います。
決勝は、単騎で自力。

高橋雅之
3着/高橋雅之(S2・千葉90期)
今回成績:一1・二3・準3
G3決勝:初

今日は、郡司(浩平)と北井(佑季)には迷惑をかけないようにと思っていました。体力が残っていないくらい疲れています。運がいいだけだと思っています。記念の決勝は、初めてなので嬉しいです。
決勝は、南関の5番手。

11Rレース結果
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【立川競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
立川記念12RS級準決勝
赤板で前受けの松井宏佑が突っ張り、そのまま主導権取りに出ると、4番手に吉田拓矢、7番手に松本秀之介の隊列となる。吉田は最終BSで仕掛けを試みるが、快調に飛ばす松井の前に車は進まず。南関東ラインが優位のまま直線に向くと、松井マークの和田健太郎が差し切りで1着。2着に松井、3着に南関3番手の岡村潤が続き、南関東ラインの上位独占が決まった。

和田健太郎
1着/和田健太郎(S1・千葉87期)
今回成績:特3・二2・準1
G3優勝:3回(21年12月佐世保記念)

(松井宏佑が)上手かったですね。突っ張ってからは、ちょっと距離が長かったですが、吉田(拓矢)君が仕掛けられない様な、いいペースでした。調子は、問題がないわけではないですが、展開が向いているのかなと思います。
決勝は、神奈川ラインの後ろ。

松井宏佑
2着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一3・二3・準2
G3優勝:2回(21年8月小田原記念)

昨日、一昨日と思い通りのレースができなかったので、そのモヤモヤした部分をドカンと払拭できた感じですね。今日は走っていても体がいい感じで、パワーも出し切れ、最後まで粘って2着だったので、よかったです。
決勝は、5番手まで固めてくれる先輩の気持ちをしっかり受け止めて、いいレースができるように。精一杯、頑張ります。自力です。

岡村潤
3着/岡村潤(S1・静岡86期)
今回成績:一2・二4・準3
G3優勝:2回(19年12月広島記念)

僕は、内を空けないようにと、吉田拓矢のスピードを少しでも鈍らせればという感じでした。最後、気持ちが焦って早めに踏み込んでしまい、外のコースを踏んだので、一瞬、気になりましたが、抜かれなくてよかったです。運とラインのおかげですね。
決勝は、(高橋)雅之が前を回らせてくれたので南関の4番手。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日・12R=S級決勝】
1/新田祐大(SS・福島90期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
4/松井宏佑(S1・神奈川113期)
5/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
6/高橋雅之(S2・千葉90期)
7/北津留翼(S1・福岡90期)
8/岡村潤(S1・静岡86期)
9/和田健太郎(S1・千葉86期)

注目の並び想定は
1新田-5佐藤
4松井-2郡司-9和田-8岡村-6高橋
3佐々木(単騎)
7北津留(単騎)

新田祐大の番手に佐藤慎太郎が続く福島SSライン。
そして松井宏佑の後ろは、郡司浩平、和田健太郎、岡村潤、高橋雅之で結束する南関東5車。
佐々木悠葵と北津留翼は単騎の競走となった。

5車ラインのアドバンテージも生かして、南関東の先頭を任された松井が、準決勝の様な展開を作ると、南関勢の上位独占が濃厚。しかし、SSの新田は開催3日目にしてようやく自力を出し感触を掴んでおり、動向は注意が必要。また、後方から一気に前団を飲み込む力を持つ北津留や、昨年の高松記念を優勝し脚の状態がいいと話す佐々木にも注目だろう。
今年最初の記念を制し、弾みを付けるのはどの選手なのか。楽しみな一戦です。

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\立川G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目・8R=S級特選】
菊池岳仁
力を出していい形で締めくくりたい
1着/菊池岳仁(S1・長野117期)

今日は、地元の2人が付いてくれていたし、昨日が悪かったので、しっかりレースをしようと思っていました。ワンツースリーできなかったですが、初日、2日目よりは良くなってきたと思うので、明日も頑張ります。

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【立川競輪・過去のレポート】
2022年1月立川記念G3
優勝者:吉田拓矢
2021年1月立川記念G3
優勝者:平原康多
2020年1月立川記念G3
優勝者:清水裕友
2019年12月立川グランプ
優勝者:佐藤慎太郎
2019年1月立川記念G3
優勝者:清水裕友
2018年1月立川記念G3
優勝者:平原康多(P-Navi編集部)

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