2022/08/27(土) 20:15
小田原競輪開設73周年記念「北条早雲杯争奪戦」(3日目)
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【小田原競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
青板BS過ぎに青野将大が前を抑えて南関東4車が主導権取りに出る。大塚健一郎は落車で、5番手に浅井康太、7番手に清水裕友の態勢で打鐘を通過。最終HSで清水が仕掛けるも、中団の浅井も捲り発進。青野マークの内藤秀久が牽制するも、浅井が捲り切って1着。浅井マークの坂口晃輔が2着で三重ラインのワンツー。清水が3着に入線した。
1着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:30回(21年9月松阪記念)
本来は、逆なのかなと思うのですが、浅井-清水で車券が売れていたので、ファンの気持ちで、最後までしっかり踏むことができたのだと感じています。アクシデントのところは、落ち着いて中団を取り切れたと思います。調子は、まだまだのところがありますが、準決勝で清水(裕友)君と勝負できたし、青野(将大)君もいい先行だったので、力を出し切れたことが次につながると思います。
決勝は、自力。
2着/坂口晃輔(S1・三重95期)
今回成績:特4・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:17回目(21年12月伊東記念以来)
アクシデントのあったところで、浅井(康太)さんがすかさず青野(将大)を見て判断をしてくれたので良かったです。付いて行くだけで勝負できる展開を作ってくれたので良かったです。自分としては、浅井さんをあそこまで追い込むことがない。33バンクであれだけ(ゴール前)迫れたので調子はいいと思います。
決勝も、浅井さんの番手。
3着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特8・二2・準3
G3優勝:7回(21年11月防府記念)
青板BSのアクシデントで戸惑いました。昨日のゴールでかわされたことが頭にあって、なかなか早い仕掛けができませんでした。調子は悪くないのですが、根本的な脚力が…。
決勝は、何とか頑張りたいと思います。自力です。
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【小田原競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板前に櫻井祐太郎が松岡篤哉を抑えて先頭に立つと、赤板から深谷知広が仕掛けて打鐘後4コーナーで櫻井を叩き切る。守澤太志の牽制をしのいだ和田真久留、さらに佐藤龍二も追い上げて深谷に続いていく。深谷はそのまま押し切って1着、和田が2着、佐藤が3着で南関東ラインの上位独占が決まった。守澤太志は直線外から迫るも4着で優出には届かず。
1着/深谷知広(S1・静岡96期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:16回(17年9月青森記念)
中途半端なレースにならないように気をつけて、あとは力勝負に行ったのですが、櫻井(祐太郎)君が強かったです。これ以上ないくらいに仕掛けて、力が残っていないくらいの状態だったので、最後の1周は我慢しました。感触的に良いわけではないですが、先行して勝ち上がれているので、しっかり戦えていると思います。
決勝は、(南関)全員にチャンスがある、納得する形を選択したいと思っていました。自力です。
2着/和田真久留(S1・神奈川99期)
今回成績:特落・二1・準2
G3優勝:2回(20年8月小田原記念)
打鐘過ぎの守澤(太志)さんの牽制と櫻井(祐太郎)が踏み込んだところで、結構体力を使い切った感じだったので、きつかったです。初日に落車もありきついのですが、地元なので走れている感じです。連日ラインのおかげで押し上げてもらっている感じがあるので、その中で自分のできることをやれたらと思います。
決勝は、郡司君の後ろです。
3着/佐藤龍二(S2・神奈川94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(19年8月川崎G3以来)
(深谷の)巻き返しが早かったので、赤板HSでは決まったと思ったのですが、守澤(太志)さんの牽制で心が折れました。打鐘からはひとつでも前にと必死でした。最終HSで苦しかったのですが、無理やり、櫻井(祐太郎)の前まで行く判断をできたのが、3着に入れた要因だと思っています。小田原記念の決勝は初です。
決勝は、神奈川の4番手です。
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【小田原競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
青板BSから長島大介が上昇して南関東ラインを抑えると、赤板から岡崎智哉がスパートして長嶋を叩いていく。南関東ライン先頭の北井佑季も打鐘で仕掛けていくが最終HS過ぎに不発に。北井マークの郡司浩平は北井が浮いたところを、すぐさま自力に転じると、スピード良く一気に前団をとらえると、そのまま1着。郡司マークの松谷秀幸が2着、3着にも田中晴基が続き、11レースに続いて南関東の上位独占が決まった。
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:14回(22年4月川崎記念)
北井(佑季)さんの仕掛けが今ひとつのタイミングになってしまったので、その後は自分がどこから仕掛けるかになりました。最低限、後ろ2人と決められるようにと頭を切り替え、自力に転じました。自力を出した時の余裕のなさは気になるところがありますが、問題ないです。
決勝は、深谷さんに付きたい気持ちもありましたが、神奈川の先輩もいるので。自力です。
2着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:3回(20年3月奈良記念)
(郡司)浩平が、落ち着いて仕掛けてくれたので、自分は離れないように集中して、しっかり付いていけたので良かったです。今回(オールスターの落車の影響もあり)体は良くないので、全てラインに助けられている感じがあります。
決勝は、神奈川の3番手です。
3着/田中晴基(S1・千葉90期)
今回成績:一5・二3・準3
G3優勝:2回(17年12月別府記念)
今日は、しっかり4番手を付いていこうと思っていました。自分のやるべきことをできていて、調子はいいと思います。地元を盛り立てたいと思っています。
決勝は、南関東の6番手も視野に入れていましたが、深谷(知広)君の番手です。
※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝の( )は前回のG3優出開催
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【小田原競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/坂口晃輔(S1・三重95期)
4/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
5/和田真久留(S1・神奈川99期)
6/佐藤龍二(S2・神奈川94期)
7/深谷知広(S1・静岡96期)
8/田中晴基(S1・千葉90期)
9/浅井康太(S1・三重90期)
注目の並びは
1郡司-5和田-4松谷-6佐藤
9浅井-3坂口
7深谷-8田中
2清水(単騎)
南関東勢6名が勝ち上がった決勝の気になる並びは、郡司浩平の番手に和田真久留、松谷秀幸、佐藤龍二の4車で結束する神奈川ライン。深谷知広と田中晴基の2車は神奈川4車と別線になった。
準決勝でもワンツーを決めた浅井康太と坂口晃輔の中部勢。そして、清水裕友は単騎の競走を選択した。
オールスター競輪の落車の影響を感じさせない郡司が、ラインの長さを活かして先行を見せると、地元神奈川勢から優勝者が出る可能性が高まりそう。先行力優位でラインを大切に深谷が自力を発揮すると、勝負の行方は混戦になりそう。位置取り巧みな浅井や小田原競輪とは相性のいい清水が後半戦の弾みをつける戦いを見せるのか。スリリングなレースになりそうな決勝に期待が高まる。
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\小田原競輪G3(3日目)注目選手・ピックアップ/
【3日目・8R=S級特選】
一矢報いる競走で1勝
1着/町田太我(S1・広島117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
飯野(祐太)さんが仕掛ける前に仕掛けないと突っ張られても困ると思いました。暑すぎて熱中症気味なのですが、1着を取れているので感じはいい方だと思います。昨日は、まさかの展開でパニックになってしまったのが1番の原因だと思います。しっかり競輪を勉強していきます。もう1日頑張ります。
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【小田原競輪G3・プレイバック】
2021年8月小田原競輪G3
優勝:松井宏佑
2020年8月小田原競輪G3
優勝:和田真久留
2019年8月小田原競輪G3
優勝:郡司浩平
2018年8月小田原競輪G3
優勝:郡司浩平
2017年8月小田原競輪G3
優勝:山岸佳太(P-Navi編集部)