【小田原競輪G3】松井宏佑が逃げ切り2度目の記念V

2021/08/29(日) 18:16

【小田原競輪G3】松井宏佑が逃げ切り2度目の記念V

2021年8月29日
小田原競輪G3(最終日)開設72周年記念「北条早雲杯争奪戦」

【最終日・11R=S級決勝】
1/松井宏佑(S1・神奈川113期)
2/守澤太志(SS・秋田96期)
3/柏野智典(S1・岡山88期)
4/田中晴基(S1・千葉90期)
5/佐藤友和(S1・岩手88期)
6/石塚輪太郎(S1・和歌山105期)
7/佐々木 豪(S1・愛媛109期)
8/久米 良(S2・徳島96期)
9/清水裕友(SS・山口105期)

3日目のレースレポートはこちら

平原康多、深谷知広と優勝候補が準決勝で落車を喫して勝ち上がりを逸した波乱含みの今シリーズ。それでもS班の守澤太志が初日特選から連日のシャープ脚を披露して3連勝、清水裕友も初日8着スタートながら準決勝を捲りで制して優出と意地を見せた。そして、地元の南関勢からは松井宏佑が連日の積極策でしっかりと決勝に進出。郡司浩平や和田真久留の欠場により、地元のプレッシャーがのしかかる中、2度目の記念優勝へ期待は一戦ごとに高まっていった。
一番人気に推されたのは、清水と柏野智典の中国連携。目標不在ながらライン先頭で戦う守澤太志、そして地元の松井宏佑も支持を集めていた。

■レース展開

周回中。松井は前受けからレースを進める。


最終HS。松井が清水を叩きにいく。


最終BSでは南関東ラインが出切る。


ゴール。松井が優勝し、南関ワンツーが決まった。

隊列は誘導以下、1松井-4田中、2守澤-5佐藤、9清水-3柏野、7佐々木-8久米、6石塚で周回を重ねる。青板から佐々木が上昇して、青板BSで前に出ると、そこに守澤が続いて、松井は引いて8番手。赤板で清水が仕掛けていき、佐々木を叩いて打鐘を迎える。清水の中国ラインに、守澤は切り替え、3番手で佐々木と並走。打鐘過ぎに松井が後方から一気にスパートすると、清水を叩き切って田中との南関ラインが完全に出切る。そのまま松井が逃げ切りで優勝ゴール。マークの田中が2着、3着には直線伸びた守澤が入線した。

【小田原競輪G3・S級決勝結果】
2車単1-4 1,560円(6番人気)
3連単1-4-2 5,260円(8番人気)


2019年12月の別府記念以来、2回目の記念優勝を逃げ切りで決めた。


優勝/松井宏佑(S1・神奈川113期)
今回成績/特9着・二1着・準2着・決1着

僕が前を取って引いて、前のみんながスピード上げて主導権争いをしていたので、落ち着いたところを叩けたらチャンスあるかなと思いました。自信を持って叩きに行けましたし、出切れたので良かったです。今年は前回一緒に戦った郡司さんや真久留さんが欠場していなかったですが、その穴を埋めようと頑張りました。4日間自分らしいレースで優勝できて、本当に良かったです。観ている人たちにも印象に残るレースができたと思います。これでまた先輩方に一歩、近づけたと思います。今後も神奈川を引っ張っていけるような選手になれるように、精一杯頑張ります。


今回は残念ながら無観客開催だったが、有観客のイメージでスタンドにアピール(P-Navi編集部)

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