2022/07/30(土) 20:04
弥彦競輪開設72周年記念「ふるさとカップ」(3日目)
***************
【弥彦競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
打鐘前に上田尭弥が末木浩二を抑えると、最終HSで小松崎大地がカマシて、福島3車がレースの主導権を握る。上田から切り替えた荒井崇博が詰め寄るが、小松崎マークの成田和也が差し脚を伸ばして1着。逃げた小松崎が2着に粘り、福島3番手の佐々木雄一をかわして荒井が3着に入線した。
1着/成田和也(S1・福島88期)
今回成績:特3・二4・準1
G3優勝:4回(2013年6月函館記念)
(小松崎)大地がしっかり仕掛けてくれたので、あとは残せるように仕事をするだけと思っていました。大地が強いので、抜き損じは嫌だと思っていてギリギリでした。体も、脚の感じも悪くないと思います。
決勝は、福島の3番手です。
2着/小松崎大地(S1・福島99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特7・二2・準2
G3優勝:1回(2017年3月大垣記念)
チャンスはワンポイントしかないと思っていたので、そこを絶対に逃さないようにと思っていました。自分の計算通りにレースを運べたと思います。今日は、長い距離を踏む覚悟で臨み、勝ち上がれたのでコンディションは悪くないと思います。弥彦のバンクは、相性がいいのかなと思っています。
決勝は、飯野(祐太)さんに任せます。番手です。
3着/荒井崇博(S1・佐賀82期)
今回成績:特4・二1・準3
G3優勝:16回(2021年11月佐賀G3)
ゴール、差せたと思ったのですが雰囲気だけでした。日に日に疲れが出てきていますね。余力がどれだけあるかです。明日は、踏めるところがあれば踏みます。
決勝は、(三谷)竜生の後ろ、番手です。
***************
【弥彦競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板過ぎに佐藤一伸が先頭に立つと、東口善朋が4番手に追い上げ、吉田拓矢は5番手につける。東北ラインの先行に対して、8番手から島川将貴が仕掛けるが、最終2コーナーから吉田が合わせて捲り発進。佐藤の番手から飯野祐太が番手捲りを打つも、吉田が飲み込み1着。2着に吉田マークの諸橋愛で関東ワンツー。飯野が3着に入線した。
1着/吉田拓矢(SS・茨城107期)
今回成績:特2・二2・準1
G3優勝:4回(2022年5月宇都宮記念)
仕掛けるところはいくつかあったのですが、(佐藤)一伸さんの気持ちに押されてしまったところがありました。後ろに、諸橋(愛)さんとノブさん(鈴木庸之)が付いてくれていたので、もっと気持ちのいい勝ち方をして決勝に進みたかったです。3日間で、今日がいちばん状態は良かったと思います。あとは、気持ちを高めるだけです。
(決勝は)自力です。
2着/諸橋愛(S1・新潟79期)
今回成績:特5・二1・準2
G3優勝:8回(2021年4月四日市G3)
今日は、ゴールで差せない感じがあるくらい、ヨシタク(吉田拓矢)がいい感じでした。(欠場明けで)体調面に問題はないと思っていますし、レース勘もいつも通りに戻ってきていると思います。決勝に乗れて良かったです。
決勝は、関東の3番手です。
3着/飯野祐太(S1・福島90期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝進出:12回目(2022年3月大垣記念以来)
横を見たら(吉田拓矢が)すぐそこにきていたので、合わせるのは無理でした。今日はたまたま。ラインに助けてもらいました。調子は、良くもなく、悪くもなく、普通ですね。
(決勝は)自力です。
***************
【弥彦競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板過ぎに木村幸希が前を抑えると、中団で菊池岳仁が落車のアクシデント発生。打鐘前に三谷竜生が上昇するも、近畿連携は崩れて、三谷が単独で先頭に立つ。打鐘過ぎ3コーナー付近から菊池マークだった平原康多がスパート。三谷をたたいて、平原-横山尚則が先手を奪う。平原の先行に対して、後続は仕掛け切れず、ゴール前で横山が差し切り1着。2着に平原、3着に三谷が入線した。
1着/横山尚則(S2・茨城100期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(2022年6月松戸G3以来)
菊池(岳仁)君のアクシデントは仕方のないこと。その後の平原(康多)さんとの連携だけは外さないようにと集中して走りました。平原さんが、何より強かったです。落ち着いてレースに挑めていると思うし、脚の状態も悪くないと思うので、決勝も頑張りたいと思います。
決勝は、関東の4番手です。勉強の意味を込め、関東の一員として走りたいと思います。
2着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特1・二1・準2
G3優勝:30回(2022年4月武雄記念)
アクセデントを避けられて良かったです。横山(尚則)には、お世話になっていたので、1着をプレゼントするくらいの気持ちで仕掛けました。状態は、徐々によくなってきていると思います。決勝まで来られたので、優勝を目指して頑張ります。
決勝は、(吉田)拓矢の番手です。
3着/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回成績:特9・二1・準3
G3優勝:5回(2019年12月伊東記念)
平原(康多)さんがカマしてきたのが見えたので、しっかり3番手に飛びついてと思いました。位置を確保できて良かったです。アクシデントが起きた中で決勝に勝ち上がれているので、調子がいい証拠だと思います。
決勝は、自力で頑張りたいです。
※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝の( )は前回のG3優出開催
***************
【弥彦競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/諸橋愛(S1・新潟79期)
2/荒井崇博(S1・佐賀82期)
3/成田和也(S1・福島88期)
4/小松崎大地(S1・福島99期)
5/平原康多(SS・埼玉87期)
6/横山尚則(S2・茨城100期)
7/三谷竜生(S1・奈良101期)
8/飯野祐太(S1・福島90期)
9/吉田拓矢(SS・茨城107期)
注目の並びは
9吉田-5平原-1諸橋-6横山
7三谷-2荒井
8飯野-4小松崎-3成田
決勝は、準決勝で力の違いを見せた吉田拓矢に平原康多、諸橋愛、横山尚則が続いて、関東ラインが4車で結束。
飯野祐太に、小松崎大地、成田和也が連携する福島勢。
そして、三谷竜生の後ろを荒井崇博が選択し、即席ラインの3分戦となった。
強い自力の吉田拓矢が、昨年当地で開催された寛仁親王牌を制した平原康多や地元の雄・諸橋愛、横山尚則を連れて先行策を取るのか。そうなれば、盤石の布陣で、関東勢から優勝者が出る公算が高くなる。だが、福島3車と三谷-荒井の即席ラインの戦い方も注目が集まるところ。まず、福島ラインの先頭を回る飯野がどうレースを運ぶのかで、レース展開は大きく変わっていきそう。調子がいいと話す三谷に、近況の充実ぶりが目立つの荒井との即席ラインも魅力十分。ここからオールスター競輪に向かう選手も多く、各選手の動向は、今後を占う上でも要注目。激戦必至の決勝戦をお見逃しなく!
※弥彦競輪G3(3日目)ピックアップ&
過去のグレードレースプレイバックは
\弥彦競輪G3(3日目)注目選手・ピックアップ/
【3日目・8R=S級特選】
厳しい展開をものにした1着
1着/大石剣士(S1・静岡109期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今日は、踏み出しがよくなくて思ったより進まなかったので、外で並走しながら立て直して、バックでもう一度行こうと思いました。初日、2日目と走った感じはいいのかなと思ったのですが……。ラインを信頼して活かすようなレースができていないので、そういうレースができるようにしていきたいです。
***************
【弥彦競輪グレードレース・プレイバック】
2021年10月寛仁親王牌G1
優勝:平原康多
2020年7月弥彦競輪G3
優勝:平原康多
2019年7月弥彦競輪G3
優勝:諸橋愛
2018年7月弥彦競輪G3
優勝:諸橋愛
2017年8月弥彦競輪G3
優勝:諸橋愛(P-Navi編集部)