2022/06/12(日) 08:37
伊勢崎オート(4日目)
日本トーター・日刊スポーツ杯G2稲妻賞
※ナイター開催
【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
0mハンデから1・亀井政和がレースを引っ張る。道中で3・塚越浩之と7・篠原睦が接触(塚越が妨故、篠原が未完)のアクシデント。2番手に上がった4・田村治郎が4周回目で亀井をかわして先頭。亀井も粘るが、追い上げる8・丹村が最終周回で2番手に。ゴール前は田村と丹村の接戦となるが、田村が押し切って1着。
1着/田村治郎(伊勢崎30期)
競走タイム3.412
競走車名:イマサラJ
ランク:A51
今節の成績:2着・5着・5着・1着
G2優勝:1回(2015年山陽:若獅子杯)
レースは道中でアクシデントはあったものの、スタートから好位置につけて優出一番乗りを決めた。「今節はスタートが切れて、良い展開が作れています」と笑顔。グレードレース優出は2019年10月の川口SG以来で、地元戦のグレードレースに限定すれば2017年シルクカップG1以来、約5年ぶり。優勝戦は「雨希望」ではあるが、10mオープンの1枠から2度目のG2制覇を目指す。
2着/丹村飛竜(山陽29期)
競走タイム3.412
競走車名:ヒシャカクJK
ランク:S21
今節の成績:3着・6着・1着・2着
G2優勝:2回(2022年山陽:ミッドナイトチャンピオンカップ)
準決勝戦は「展開を作るのが下手でした」と振り返るも、鋭く追い上げて、最後はゴール前迫る2着。これで今年は中止になったプレミアムカップを除いて、グレードレースはオール優出中。2月には浜松で5年ぶりのG1優勝、さらに3月は山陽G2のミッドナイトチャンピオンカップを完全優勝と高位で安定している。「足色は良い」だけに、6枠から一撃も十分だ。
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
0mハンデの1・石川哲也を1周回で5・吉原恭佑が捕らえて、序盤から抜け出す。3周回目に捲りで2番手までポジションを上げた8・早川清太郎は、4周回3コーナーで吉原を抜くと、そのまま1着ゴール。6・田中茂が5周回2コーナーで吉原をかわして2着に入線。
1着/早川清太郎(伊勢崎29期)
競走タイム3.402
競走車名:シナモン
ランク:S13
今節の成績:1着・1着・3着・1着
G2優勝:2回(2016年伊勢崎:稲妻賞)
今節は天も味方しているのか、初日こそ斑(ぶち)走路だったが、2日目からは良走路でのレース。「降りそうでドキドキした」という準決勝戦もレース終了後に雨が強く降り出した。今節ここまで3勝をあげているが「まだまだタイムを出せるように」調整を進めていく。最終日の天気も気になるところだが、2016年以来、2回目の稲妻賞Vを狙う。
2着/田中茂(飯塚26期)
競走タイム3.412
競走車名:レイリー
ランク:S28
今節の成績:1着・6着・4着・2着
G2優勝:4回(2017年飯塚:オーバルチャンピオンカップ)
準決勝戦は「スタートが大きかった」と振り返るように、序盤から好位奪取に成功。早川清太郎にはかわされたものの、2着で優勝戦進出を決めた。5月の浜松G1に続いて、今年は4回目のグレースレース優出と乗れている。優勝戦に向けて手前の弱さを解消させ、5年ぶり5回目のG2優勝&通算50Vをもくろむ。
※G2優勝の( )は直近のG2優勝開催
【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
雨足が強まり、ここから湿走路。スタート決めた4・田中賢がリードする中、2周回で2番手まで上がった8・荒尾聡が徐々に差を詰めると、4周回1コーナーで田中を捕らえて先頭。抜け出した荒尾はリードを広げて1着ゴール。7・高橋貢は道中4番手も、5周回目に3・三浦康平を、最終周回で4・田中のインに入り2着。
1着/荒尾聡(飯塚27期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走タイム3.894
競走車名:デフジャムAK
ランク:S3
今節の成績:1着・7着・2着・1着
G2優勝:8回(2019年飯塚:オーバルチャンピオンカップ)
雨足が急に強まって、湿走路にコンディションが変化したものの、「滑らせないように気を付けて走った」と、オールラウンダーぶりを発揮して1着でクリア。マシンも「3日目よりは良くなっている」とのことで、さらに臨戦態勢を整えるか。G2に限れば過去8回優勝して、伊勢崎でのV歴は無いが、10mオープンの7枠から勝負強さを見せる。
2着/高橋貢(伊勢崎22期)
競走タイム3.910
競走車名:Rウルフ
ランク:S11
今節の成績:1着・1着・2着・2着
G2優勝:27回(2021年伊勢崎:稲妻賞)
「雨で滑って、厳しいレースだった」という準決勝戦だったが、最終周回で優出圏内に入り、しっかりと優勝戦に駒を進めてきた。今節はオール2連対で勝ち上がり、2日目には良走路で競走タイム3.378もマーク。優勝戦は10mオープンの4枠。百戦錬磨の絶対王者に期待されるのは大会連覇、稲妻賞5回目の優勝だ。
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
2・新井淳がスタートを決めると、2番手に5・西原智昭、8・青山もアウトコースを使い3番手でレースを進める。青山は2周回目に西原を、3周回目に新井を捲って先頭に立つ。インコースで粘る新井、さらに7・金子大輔も浮上して2番手争いは混戦となるが、4番手から西原が捲りで両者を捕らえ、ゴール前逆転の2着。3着には新井が入線した。
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.740
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:2着・3着・1着・1着
G2優勝:7回(2021年川口:川口記念)
4日目も幾度となく空模様を確認していたが、今節4日間は急な天気の変化もあり、すべて雨の中のレースでの勝ち上がりとなった。エンジン自体は下回りもやって「良くはなってきている」との評価。今年は1月のG1シルクカップを皮切りに、伊勢崎では5節連続優勝中。強豪ひしめく中での10mオープン大外枠だが、圧倒的な戦績を残す地元戦で、ナンバーワンが実力を見せるか。
2着/西原智昭(伊勢崎28期)
競走タイム3.752
競走車名:ニシエスタ
ランク:S31
今節の成績:2着・6着・5着・2着
G2優勝:0回
ゴール前の逆転劇で、8枚目最後の優出切符をゲットした。「難しい走路でしたけど、滑らせないように。乾いているところを探して」走り、ラストチャンスの捲りを決めた。稲妻賞は3年連続での優出で、一昨年は青山周平に敗れたものの準優勝。10mオープンの2枠から「まずは良いスタートを」切って好展開に持ち込みたい。念願の記念初優勝にも期待が集まる。
※G2優勝の( )は直近のG2優勝開催
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m オール10mハンデ戦
1/田村治郎(伊勢崎30期)
2/西原智昭(伊勢崎28期)
3/田中茂(飯塚26期)
4/高橋貢(伊勢崎22期)
5/早川清太郎(伊勢崎29期)
6/丹村飛竜(山陽29期)
7/荒尾聡(飯塚27期)
8/青山周平(伊勢崎31期)
優勝戦は最内に田村治郎、大外に青山周平のオール10mハンデ戦となった。
地元の伊勢崎勢は5車が優出する活躍で、2019年から続いての地元勢による稲妻賞4連覇なるか。
中でも高橋貢は連覇のかかる一戦。また、青山も2019年、2020年に稲妻賞を連覇しており、さらに今年の地元戦は全て優勝と、連続Vをさらに伸ばしてくるか。
遠征勢からは飯塚の田中茂、荒尾聡、そして今年好調の丹村飛竜らが優勝争いを演じる。
気になる天気は、晴れ予報。優勝戦は良走路が濃厚ではあるが、今開催も急な雨による走路変化があっただけに、注意は必要だろう。
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伊勢崎オートの直近レースレポート
G2レジェンドカップ(2022年3月)
優勝者:久門徹
G1シルクカップ(2022年1月)
優勝者:青山周平
オートレースセンバツ甲子園(2021年10月)
勝者:伊勢崎支部
G1ムーンライトCC(2021年9月)
優勝者:早川清太郎
SGオートレースグランプリ(2021年8月)
優勝者:篠原睦
G2稲妻賞(2021年6月)
優勝者:高橋貢
G2レジェンドカップ(2021年2月)
優勝者:高橋貢
G1シルクカップ(2021年1月)
優勝者:青山周平(P-Navi編集部)