大宮競輪G3(3日目)レポート

2022/01/17(月) 19:25

大宮競輪G3(3日目)レポート

2022年1月17日

大宮競輪G3(3日目)
東日本発祥73周年「倉茂記念杯」

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【10R=S級準決勝】

最終HSから犬伏湧也がスパートすると、すぐさま深谷知広が反撃。深谷は最終3コーナーで並びかけると、犬伏も抵抗して、両者の争いが続いていく。直線に向くと深谷マークの和田真久留が差し脚を伸ばして1着。坂井洋マークだった成田和也が南関ラインの中コースを突いて2着、深谷が3着に粘った。


1着/和田真久留(S1・神奈川99期)
今回成績:特5・二2・準1
G3優勝:2回(2020年8月小田原記念)

深谷さんに任せて、できる限りのことをしようと思っていました。自分は余裕がありましたね。深谷さんに合わされた感じになりましたが、最後もうまく中を割られないように気を付けていました。何とか深谷さんも3着に残ってもらいたかったので、良かったです。体は少し重いですが、番手だったので楽な部分もあります。
(決勝も)深谷さんの番手に。南関でワンツーを決めたいですね。


2着/成田和也(S1・福島88期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:4回(2013年6月函館記念)

理想通りだと思いましたが、深谷君がすかさず来たので、早い展開になりましたね。初日、2日目と先行選手が頑張ってくれたおかげですし、今日も自分なりのレースはできて良いとは思います。
(決勝は)地元ラインも強力ですし、単騎で見極めていきたいです。


3着/深谷知広(S1・静岡96期)
今回成績:特4・二1・準3
G3優勝:16回(2017年9月青森記念)
※大宮記念は2016年に優勝歴あり

力勝負しようと考えていたので、いけるところから、もがき合いでも何でもと思っていました。最後は真久留がうまく残してくれたので、感謝です。来る前の感じより、はるかに良いですと思います。決勝に向けて、しっかりとコンディションを整えていきたいです。
(決勝も)自力です。

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【11R=S級準決勝】

最終HSでは金子幸央と山本伸一が先手争い。中団になった黒沢征治は最終1コーナー付近から捲りを打つと、最終BS過ぎに前団を捕らえて先頭に立つ。黒沢には宿口陽一が続くが、落車もあり車体故障で伸びを欠く。直線大外一気に伸びた山田庸平が1着で二次予選から連勝。2着には黒沢、3着には宿口が入線した。


1着/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回成績:特6・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(2021年12月松山記念以来)

作戦は取れた位置から仕掛けようと思っていました。宿口さんの動きが読めなかったです。落車があったから届きましたが、警戒されていましたし、きつかったですね。感触はいつも通り、悪くはなく普通ですが、2日目の方が良かったかなとは思いました。
(決勝は)前でやります。


2着/黒沢征治(S1・埼玉113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(2021年3月玉野記念以来=広島開催)

きっちりと主導権を取りたいとは思っていました。踏み合いを様子見て仕掛けたのですが、全然出なくて。出切ったあとも垂れたので、感触はあまり良くなかったです。陽一さんが届けばという感じでしたが、ラインで2着3着ですが決勝に乗れたのは良かったですね。庸平さんも潰したかったけど、強かったです。日に日には良くはなっていますが、すごく緊張しています。
(埼玉の)一番前を希望して、決勝も先行主体にやるだけです。


3着/宿口陽一(SS・埼玉91期)
今回成績:特7・二2・準3
G3優勝:1回(2021年10月前橋G3)

細切れ戦でどうなるのかと思いましたが、黒沢が思い切り仕掛けられれば3人で出切れるかなと。黒沢も冷静に走れましたし、僕は車体故障が残念でしたが、脚の感じは良かったと思います。黒沢が最終HSで行ったので、追いつけると思ったし、庸平が後ろにいたので警戒していました。車体故障がもったいなかったですが、最低限、決勝には乗れたので。
(決勝は黒沢の)番手です。

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【12R=S級準決勝】

打鐘から菊池岳仁が譲らず、関東ラインがレースの主導権を握っていく。番手絶好となった平原は車間を切って後続を警戒しつつ、最終2センターから踏んで3連勝の1着ゴール。2着に関東3番手の武藤が続いて、埼玉のワンツー決着。最終BS過ぎ5番手から捲り追い込んだ原口昌平が3着で記念初優出を決めた。


1着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:27回(2021年3月大垣記念)
※大宮記念は過去8回優勝、現在連覇中

菊池君が自身に満ち溢れていましたし、気持ちよく任せていきました。すごく良いピッチで、強かったです。初めてついたので、どれくらいか分からなかったのですが、最終2センターでは苦しそうだったので。2日目を乗り越えられたのが全て。結果は3連勝で、仲間に助けられている感じです。地元が4人勝ち上がったので、頑張りたいと思います。
(決勝は)地元3番手です。


2着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
今回成績:特3・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(2021年10月前橋G3)

自分がスタート失敗して中団になりましたが、その作戦もあったので。ラインのおかげで、勝ち上がれたと思います。平原さんの後ろは安心感がありますね。ついていけば、自分も良い着が取れるので、信頼していまいた。連日ラインに助けてもらっていますが、状態も良いです。
(決勝は)地元の4番手。


3着/原口昌平(S2・福岡107期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初

作戦は菊池君が絶対先行すると思ったので、最悪でも後ろ、中団を取って、仕掛けられるところから仕掛けるという感じでした。阪本が仕掛けてくれたので、そのあとも自分が仕掛けられるところで行こうと。脚の感触は良いです。記念の決勝は初めてです。
(決勝は)山田さんの番手。

※G3優勝の( )は前回の優勝開催
※G3決勝の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/山田庸平(S1・佐賀94期)
3/深谷知広(S1・静岡96期)
4/成田和也(S1・福島88期)
5/宿口陽一(SS・埼玉91期)
6/原口昌平(S2・福岡107期)
7/武藤龍生(S1・埼玉98期)
8/黒沢征治(S1・埼玉113期)
9/和田真久留(S1・神奈川99期)

注目の並びは
8黒沢-5宿口-1平原-7武藤
2山田-6原口
3深谷-9和田
4成田(単騎)

地元・埼玉勢が4車決勝進出を果たした。パワフルな機動力を連日みせる黒沢を先頭に、S級S班の宿口、平原が続き、そして力をつけた武藤が4番手を固める。強力ラインを形成する地元勢が、しっかりとレースの主導権を握って、結束力を見せつけてくるか。特に地元SS両者への期待は高まっていきそうで、新S級S班の宿口の発奮、そして平原は完全優勝での大宮記念3連覇に王手をかけた。
対するは深谷、和田の南関東勢と、山田、原口の並びになった九州勢。準決勝で新鋭の犬伏との力勝負を演じた深谷の自力戦はもちろん、山田も初日特選で地元ラインに対してあわやの仕掛けを繰り出しているだけに、どちらも要警戒だろう。
単騎戦となった実力者の成田の動向にも注目したい。

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【大宮競輪の直近レースレポート】
大宮G3(2021年)優勝者:平原康多
大宮G3(2020年)優勝者:平原康多
大宮G3(2019年)優勝者:神山拓弥
大宮G3(2018年)優勝者:菅田壱道(P-Navi編集部)

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