2019/03/01 (金) 16:30
G2レジェンドカップ__2016年の第1回大会から伊勢崎オートを舞台に行われています。
昨年までの3大会はいずれも遠征組による優勝が続き、地元勢は悔しい思いをしてきました。
しかもその全ての優勝戦、準優勝は地元の雄である髙橋貢(伊勢崎22期)選手。
第4回目となった今年のG2レジェンドカップ、節間中は円熟の技が見られた一方、2日連続で複数台の落車によるレース不成立というアクシデントも。
「何かあるのではないか!?」
と、思わせる戦いが繰り広げられてきました。
そして、迎えた優勝戦。
1度目のスタートはフライング、早いスタートとなったのはなんと髙橋選手!
大時計に[7]の文字が点いた瞬間、見慣れない光景に場内はどよめきました。
私、個人的にも髙橋選手のフライングを初めて見ました。
2度目のスタートは一番人気の櫻井晴光(伊勢崎26期)選手がスタート失敗、いきなり8番手という波乱!
このような幕開けの優勝戦はまず佐藤裕二選手(川口24期)が先頭!
しかし、後続に内山高秀(伊勢崎26期)選手や篠原睦(飯塚26期)選手、髙橋選手と、接近戦に。
そのような状況が続く中、7周3コーナーで内山選手が勝負に出る!佐藤選手を捲って先頭へ!
シリーズ最年少の内山選手が自身16年ぶりのグレードレースタイトルに手が届いた、誰もがそう思った次の瞬間!
その内山選手の懐に潜り込んだのは“絶対王者”の髙橋選手!
勝負所を見据えていたかのように、内山選手に待ったをかけるようにトップへ!
この瞬間、場内の盛り上がりは最高潮に!そして、髙橋選手がトップでチェッカーフラッグ。
“絶対王者”が過去3大会分のリベンジを果たし、これまでの全てに決着。
勝利に飢えた狼(ウルフ)が第4代覇者になったのです。
「これは早くも2019年のベストマッチ候補になるのでは」
そう思わせる壮絶な8周回でした。
また、惜しくも優勝には手が届きませんでしたが、内山選手や佐藤裕選手の走りも光りましたね!
櫻井選手はスタートで悔やまれる結果に、その悔しさは次回に晴らしていただきましょう!
その白熱の優勝戦の翌日はこちらへ。
2月25日に行われましたオートレース選手表彰式・ファン感謝祭に潜入してきましたので、そちらの様子もお伝えします!
場所は水道橋駅前、東京ドームホテル。
昨年の感謝祭で初めて訪れましたが、とても大きく洗練されたホテルです。
はい、それまではトイレを借りに入ったことしかありませんでした(苦笑)。
ファンの方は招待制となっており、抽選で当選された約600名の方々が会場へ。
会場は開宴前から熱気冷めやらぬ雰囲気。
料理や飲み物が自由にいただけます。
これはありがたい!
ちなみに私は前日の打ち上げの影響で、オレンジジュースしか飲めず……その為、料理の写真がありません。
さぁ、いよいよ開宴!表彰選手が登壇!
いやー、実に華やかの一言に尽きますなぁ!
最優秀選手賞(MVP)に輝いた鈴木圭一郎(浜松32期)選手はラメ入りのスーツで登場。
一際、目立っておりました。
鈴木選手は当日に発表されました『オートレース・ベストマッチ・オブ・ザ・イヤー2018』にも選ばれました。
(*昨年9月=G2稲妻賞優勝戦)
青山周平(伊勢崎31期)選手、佐藤貴也(浜松29期)選手が優秀選手賞に。
永井大介(川口25期)選手が特別賞を受賞。
青山選手、相変わらず抜群の笑顔!
佐藤貴選手はお馴染みの“BET ON ME”のポーズ!
永井選手はドヤ顔風のお顔しか撮れませんでした……申し訳ありません!(笑)
最優秀新人賞の黒川京介(川口33期)選手と優秀新人賞の中村杏亮(飯塚33期)選手は初々しさを感じる登場、少し緊張しているようにも見えました。
佐藤摩弥(川口31期)は平尾昌晃賞を受賞。
昨年は女性レーサー初となるSG優勝戦進出やSSフェスタシリーズ優勝もありましたね!
こちらは前日に優勝を飾った“絶対王者”の髙橋貢選手。
昨年9月に前人未到となる通算優勝200回を達成!
佐藤摩選手と同じく、平尾昌晃賞を受賞。
このスーツ姿を見るや、私は思わずため息を漏らしました。
「なんでこんなにステキなんだ」と(笑)。
昨年もそうでしたが、他の選手の登場の際は大歓声や拍手なのですが、髙橋選手が登場された時の雰囲気は一味違います。
(もちろん拍手などはありますが)
とにかく段違いに立ち姿がステキ!
姿勢が良いうえにスーツが似合う。
ここまでスーツが似合うのはジェームズ・ボンドか髙橋選手しか私は知りません。
髙橋選手が登場した際、会場内にいた皆さん(特に男性陣)の背筋が少し伸びたように感じたのは私の気のせいでしょうか(笑)。
2時間半程の式典はあっという間に終了、式典後は15時から鶯谷(うぐいすだに)界隈(かいわい)で飲んでおりました。
鶯谷は魅惑の街!
以前、阿佐ヶ谷姉妹のライブでもこの街を訪れましたが、魅力的なお店が多い街です。
さて、最後は伊勢崎オートの告知を。
3月2日から行われる4日間シリーズ『第40回デイリースポーツ杯』になります。
注目の出場選手はこちらをチェック!
S級選手は9人。
地元・伊勢崎からは青山選手、早川清太郎(伊勢崎29期)、G2レジェンドカップ準優勝の内山選手、岩田行雄(伊勢崎15期)選手らが参戦!
そして、遠征勢では鈴木選手が先月の一般戦に続いての参戦となりました!
前回は3日間3連勝、完全優勝を飾った圭一郎選手を誰が止めるのか!?
注目のシリーズになりそうですね!
そう言えば、先月は節分の日と開催が被り、場内では鬼が登場し、お子さんたちが元気良く豆まきをしていました。
はい、ハズレ車券を投げつける大人はいなかったようです(笑)。
スタジオでも放送中に軽い豆まきをしたり、恵方巻きを頬張ったりしましたが、今回はひな祭りの日と被っている!
ということは、今度は場内で動く雛人形が登場か!?
現時点で、スタジオ内の催しは未定。
ちらし寿司でも振る舞ってくれないですかねぇー(笑)。
森泉宏一(もりいずみ・こういち)
1984年5月8日生まれ
東京都出身 広島県・富山県育ち
父親の影響もあり、学生時代は野球に打ち込む
25歳の時、ボートレースで公営競技実況デビュー
2017年4月から伊勢崎オートでオートレース実況を始める
公営競技実況の他、プロアマの野球実況
さらにはイベントや展示会の司会
広告モデルや話し方教室講師などでも活動
野球好きの選手からの誘いもあり、
伊勢崎オートの野球チーム「キラッツ」に入部
しかし、デビュー戦において投手で二桁失点を喫する
その為に最近、オートレース界隈でその実力が疑われている
某選手からの「投げるスタミナがあるだけで助かっている」
という慰めの言葉が唯一の救い
森泉宏一
生まれは東京、育ちは広島、富山。学生時代に喋りの仕事を志し、2009年にボートレース実況でアナウンサーデビュー。2017年からはオートレース実況も始める。現在はYouTube配信番組などの出演も多く、「チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース」出演時はMCも務める。パーフェクタナビでは「森泉宏一の実況天国」コラム連載中。プライベートでは2022年に年間100本の万車券的中を達成。試走タイムが出ない選手や逃げが得意の選手を好む傾向にある。公営競技を含めた日々の仕事の様子などを投稿している「森泉宏一のモーリーチャンネル」も絶賛更新中。