2019/01/30 (水) 11:56
先日、実家が引っ越しをしたのですが。
その際、実家に置いたままであった自分の荷物を整理していたらこんなものが!
僕の実況デビュー戦のDVD、約10年前の話です。
当時の僕は多摩川競艇場(この頃はまだボートレース場とは呼ばれていなかった)でレース実況の研修をしていました。
実況席のある審判室(ボートレースはレース中の失格などの審判放送も実況アナウンサーが行うので、審判室で実況するのです)と、別の競走水面が見える部屋でひたすら実況の練習。その都度、先輩方に聴いていただきながら課題をクリアしていました。
そして、年末にデビュー!!
その記念としてレース場の方からいただいたのが、今回、発掘されたこのDVD。
別の部屋で片付けをしていた母と妹にDVDを見つけたことを報告すると
「見せんかいっ!」
と、襲いかかってきました(笑)。
恥ずかしさから頑なに拒否して、絶対に見つからない場所へ隠しました。
それでも、母と妹が無理矢理にでも見ようものなら、僕はこのDVDを粉々に割って、永久に再生不可能にするつもりです(爆)。
というようなデビューの話題や、実況アナウンサーを目指したキッカケは改めて別の機会にでも。
さて、前回のコラムで告知させていただきました伊勢崎オートG1シルクカップ。
風の強い日もありましたが、連日、穏やかな陽気で行われました。
場内でも様々なイベントが行われ、公営競技選手によるトークショーも行われました。
3日目は地元のボートレーサー毒島誠(群馬92期)選手。
4日目には年末のスーパースターシリーズ戦を制したオートレーサー佐藤摩弥(川口31期)選手。
そして、最終日は競輪から小林大介(群馬79期)選手と木暮安由(群馬94期)選手。
違う競技の選手によるお話しというのも、とても興味深いものがありました。
ちなみに毒島選手、小林選手、木暮選手はイベントの合間に車券勝負にも挑んでおられましたよ。
結果の方は……機会がありましたら、選手ご本人に聞いてみて下さい(笑)。
レースの方は優勝戦進出をかけた4日目の準決勝戦。
この準決勝戦が波乱の連続!
準決勝戦=9Rから豪華メンバー……しかし、その9Rでは、髙橋貢選手(伊勢崎22期)、永井大介選手(川口25期)、荒尾聡選手(飯塚27期)が敗れる一戦に。
その後も中村雅人選手(川口28期)、青山周平選手(伊勢崎31期)、鈴木圭一郎選手(浜松32期)らが有力選手も優勝戦に駒を進めることができませんでした。
そして、迎えた最終日の優勝戦を制したのは、地元の淺香潤選手(伊勢崎23期)で、8人の中で唯一0ハンデからのスタート。
8周回を逃げ切って、実に自身22年ぶりのG1タイトル獲得!
道中はG1初タイトルを狙う鈴木聡太選手(伊勢崎29期)が必死の追い。
レース終盤はこの2人によるマッチレースとなり、鈴木選手があと一歩のところまで追い詰めましたが、淺香選手が耐えて、耐えて、耐え抜いて逃げ切りました。
シルクカップ3連覇に加えて、地元・伊勢崎でのG1レース5連覇の期待が懸かった8番車・早川清太郎選手(伊勢崎29期)は3着に終わりました。
ゴールイン後、同期の浦田信輔選手(飯塚23期)が淺香選手へ「おめでとう!」と、このポーズ。
戦いが終われば讃える、こういうシーンは本当に素敵ですよね!
レースを終え、ヘルメットを脱ぐまで少し時間を要していた淺香選手。
どんな表情なのかとても気になるところでしたが、凄くホッと、した表情が印象的でした。
時間の関係で、優勝インタビューをCS放送でご紹介できなかったのが残念でしたけれども。
淺香選手、おめでとうございました!!
さて、次回の伊勢崎オートは月初めとなる2月1日からの3日間開催『グンツチ杯』です。
出場予定選手はこちらをチェック!
地元からは髙橋貢選手に早川清太郎選手、新井惠匠選手(伊勢崎30期)らが参戦!
遠征組では岩崎亮一選手(山陽25期)、大木光選手(川口28期)、鈴木圭一郎選手らが登場。
鈴木圭一郎選手の伊勢崎一般開催出場はいつ以来だろう?
少なくとも僕が伊勢崎を担当した2017年4月よりは前になります。
週末開催、さらに節分の日とも重なります。
場内では鬼の出現があるかも知れません!?(イベント未定)
その際、子どもたちは力一杯に鬼へ豆を投げつけて欲しいところです。
また、スタジオには確実に鬼が出演すると思われますのでお楽しみに(笑)。
森泉宏一(もりいずみ・こういち)
1984年5月8日生まれ
東京都出身 広島県・富山県育ち
父親の影響もあり、学生時代は野球に打ち込む
25歳の時、ボートレースで公営競技実況デビュー
2017年4月から伊勢崎オートでオートレース実況を始める
公営競技実況の他、プロアマの野球実況
さらにはイベントや展示会の司会
広告モデルや話し方教室講師などでも活動
野球好きの選手からの誘いもあり、
伊勢崎オートの野球チーム「キラッツ」に入部
しかし、デビュー戦において投手で二桁失点を喫する
その為に最近、オートレース界隈でその実力が疑われている
某選手からの「投げるスタミナがあるだけで助かっている」
という慰めの言葉が唯一の救い
森泉宏一
生まれは東京、育ちは広島、富山。学生時代に喋りの仕事を志し、2009年にボートレース実況でアナウンサーデビュー。2017年からはオートレース実況も始める。現在はYouTube配信番組などの出演も多く、「チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース」出演時はMCも務める。パーフェクタナビでは「森泉宏一の実況天国」コラム連載中。プライベートでは2022年に年間100本の万車券的中を達成。試走タイムが出ない選手や逃げが得意の選手を好む傾向にある。公営競技を含めた日々の仕事の様子などを投稿している「森泉宏一のモーリーチャンネル」も絶賛更新中。