2021/04/13(火) 18:30 0 0
「パン君」のニックネームで呼ばれている伊東翔貴。志村動物園でおなじみのチンパンジー“パン君”が愛称の由来だ。
伊東は2場所連続で完全優勝していて乗れている。
「もう最後のA級だと思い、シビアに走っている。前回の地元の決勝も後輩の頑張りがあり、最後は自分で捲って完全優勝」。
ただ、組み立ての悩みもあると言い「S級なら、みんなセオリー通りに走っている。だけど、A級の若い子の走りが分からない。ヨコも出来ないのに、中団の内で粘ったりする。簡単に引くと後ろの先輩に怒られるからなんだろうけど。確かに、全引きされれば、後ろのマーク選手はきつくなる。引く子なのか、中団で下げない子なのか、リサーチして行かないと」。
相手を研究するのも競輪選手の仕事。新人選手だけでなく、マーク選手が、うるさ型かどうかを見極めるのも大切だ。
「じゃ、閻魔帳を作ろう(笑)」と言い、指定練習に向かって行った。(町田洋一)