2022/08/18(木) 09:45 0 4
養成所順位2位。松戸、松山でのルーキーシリーズで優勝。本デビュー一発目の地元・大宮開催で優勝を成し遂げた小泉はレース巧者として注目されている。
初日の予選では6番手の後方からのスタート。山口真未が残り1周で中団からスパートし、前受けから山口の番手に飛び付いた篠崎新純が追走する形となったが、追い上げて最終バックからゴール線までピッタリと併走し3着スタート。やはり巧い…と実感した。
直前に師匠の國廣哲治に取材をする機会があり、小泉について聞いてみた。師弟となるキッカケは競輪学校の試験を受ける約3か月位前に知人の紹介で師弟となったそうだ。
「当時は早稲田大学の自転車競技部で結果も出していたし、タイムも出ていたので自分は何もしていないですよ。4月に競輪選手としてデビューしたけど、あの子はレースになると別人みたいに強い。集中力も凄いし練習の時とは別人みたいですよ」とべた褒めだった。
その事を伝えると「いやいや! その時はタイムが出ていなかったし、國廣さんにはたくさんのアドバイスをして貰いましたし、合格できたのは師匠のお陰です。競技と競輪ではセッティングも変わってくるので、細かい部分までアドバイスを貰いました」と応えた。
「自分の力を信じれば大丈夫だよ」という師匠の伝言に「嬉しいです…!」と満面の笑みを見せた姿に心がじんわり。
「國廣さんはいつも見守ってくれる優しい師匠。師匠の言うとおり一走しての感触は良い。良い報告が出来る様にまずは決勝に乗れるように頑張ります」と意気込み締めくくった。(アオケイ・宮本記者)