初日のレース後、松浦悠士は誹謗中傷とも取れるヤジに心を痛めていた。何らかの形で『netkeirin』コラムでも取り上げるそうだ。

「レースに関しての事なら何を言われても納得。もしくは、くすっと笑えるようなヤジ。今日なんて『お前が差されたから、向日町まで帰る電車賃が足りないわ。途中から歩く!』というのもあった(笑)」

　コロナ禍でもあり、個人的にはヤジを良しとしていない。そこは関係者一同の問題にもなってくる。

　深谷知広との対戦にも、余裕ある表情で「確かに、深谷さんは仕上がっているし簡単にはまくれない。だけど、位置取りで被る選手はいないし、楽に好位を確保できる。ある程度の位置があれば、今は問題ないので」。

　松浦の良さは好不調に関係なく精神が安定している事。これはスポーツ選手にとって大切な事だ。（町田洋一）