2022/06/28(火) 07:30 0 6
今回の結果次第では生き残りの可能性もあった吉田輪太郎だが、初日4着、2日目7着で万事休す。3日目に行われる第2レースが競輪人生最後の競走となりそう。
「やるだけのことはやったし悔いはないです。2年前の練習中に車にひかれて、それからずっと手の震えや頭痛に悩まされていた。その後、病院で検査してもらったらパーキンソン病と言われて、去年の11月には脳の手術もした。デビューして今年でちょうど20年。節目の年に終わりというのは、なんだかちょっぴり複雑ですね。あと少しのところで200勝を決められなかったのは残念だけど、4月の別府を走って全場制覇できたのは良い思い出。ここまで選手をやらせてもらって、ありがとうございました」。
勝負駆け失敗で悔しすぎるラストとなった吉田とは対照的に、ベテランの原敬次は全てやり切ったという感じで晴れやかな表情。
「師匠の佐々木昭彦さんには本当にたくさんのことを学ばせてもらった。自分も坂本晃輝、重富公輔と2人の弟子を取ったけど、どっちもいい人間に育ってくれて、そこが何より嬉しい。選手生活35年で優勝も50回できたし、師匠と弟子に恵まれた、いい競輪人生だったと思いますよ」。
2人にとって最後のレースは6月28日の16時07分に発走予定。吉田は同級生の栗田雅也に任せて番手回り。原は2日目にも連係した竹元太志に前を任せる。(アオケイ・長谷川記者)