2022/06/27(月) 06:30 0 1
玉野ミッドを走っている田川辰二は実の父で、8人もの弟子を抱える名伯楽というニュースが少し前に出ていたが、今回前橋に来ている息子の翔琉にも練習グループのことや父親のことを聞いてみた。
「(弟子は)ここ数年で一気に増えましたね。一番弟子は松岡辰泰さんで、あとは伊藤旭、宮崎大空、田典幸さん、自分、新人の池田伍功羽。残りの2人は養成所にいるアマチュアなんですが、1人はインターハイチャンピオンの好素材。最近は熊本で師匠を頼むなら田川んちだなって感じになっています(笑)。色んなタイプの人間が揃っているから面白いですよ」。
ニュース記事で田川辰二は息子のことにあまり干渉しないと書かれていたが、「確かにそうですね。松岡さんとか他の人には色々言うけど、自分はあまり言われない。昔から『すぐに答えを求めるな。自分で考えろ』という教育だったから、自主性を伸ばす意味で、あえて何も言わないのかな」。
田川に会うのは今回で2回目だが、タイプ的には茨城の吉田有希にそっくりで、1聞いたら10返ってくるようなお喋り大好き人間(良い意味で)。口の回転だけではなく、脚の回転も今シリーズは抜群で、初日予選は赤板前から2周以上逃げ切る超強いレースを披露。
本人は「ゴールしてからあと100メートルはモガけそうな感じでした」と涼しい顔をしていたし、残りの2日間も若手らしいフレッシュな走りで全国の競輪ファンにアピールする。(アオケイ・長谷川記者)