両者は準決勝で敗退して敗者戦回りとなった。同型の徹底機動型だけにまさか同じレースになるとは考えてなかったらしく、同県の鈴木龍之介に相談をしたが両者の思いはかみ合わない。

「2人とも自力でやりたい気持ちが強いようで」と鈴木も苦笑いしていた。

　最終的には「神山雄一郎さんに聞いてきます」と御大のもとへ相談に行くと、出した結論は「小池-秋本で並ぶ」だった。

　秋本は「千啓の後ろで勉強します。雄一郎さんには『勉強してこい』って言っていただきました」と納得した理由を明かし「それに千啓が頑固だったから(笑)」と冗談めかした。2人は高校時代からの同級生で気心知れた間柄だけに好連係に期待したい。

　なお、神山と2人のやり取りを横で聞いていた鈴木は「神山さんは『同県だし付く意思があるならこんなチャンスはない。逆に(分断に)来られても、今後の経験になるしラッキーじゃん』と話されていた。すごいなって思いました」と神山の金言にうなずいていた。(netkeirin特派員)