2022/05/26(木) 09:30 0 1
松山競輪場で29日からミッドナイト競輪「eーSHINBUN杯争奪戦(FII)」が開幕する。開催の見所を町田洋一氏に伺った。
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今節はA級1、2班戦とガールズケイリンのミッドナイト開催。
A級戦は来期S級に復帰する暴れん坊の久保田泰弘がシリーズリーダー。昨年、ガールズケイリンの山本知佳と結婚して私生活も充実。姉さん女房でもあり、夫婦二人三脚で更なる高みを目指す。近くにはS班の清水裕友もいて環境は抜群。無念のA級落ちになったが、今期はここまで3度の優勝。限りなくマーカーに近い自在選手であり、S級に特進出来ないでいるが、決勝は1度も外していない。直前の広島は初日特選、準決とバックを取る早めの仕掛け。決勝は話題の太田海也の鐘4角カマシを差せなかったが、きっちりワンツーを決めている。自分でやるか番手を回るかは番組次第だが、どちらもこなせる二刀流だ。
地元はベテラン上田学が競走得点を持っている。失格が1回あり、このまま点数アップでS級点を確保したい。四国ラインで今村麟太郎との連係だが、もちろん中四国で久保田泰弘との連係もある。
田中再生工場で復活した那須久幸も来期はS級に復帰。直前の失格は痛すぎるが決め脚は冴えている。同県の鶴良生や九州で前田義和にマークする。
スキンヘッドで顔はいかついが、心優しい中村一将も来期はS級戦。昔みたいに長い距離は踏めないが、時たまヒット。4月開催の岸和田では完全優勝と老練のテクニックを魅せている。
忘れてはいけないのが地元の御大・梶應弘樹。存在感は抜群で、顔は笑っていても目は笑っていない。
ガールズケイリンは山原さくらが主役。4月開催の玉野ミッドでは小林優香を破り優勝。2場所前の佐世保でも完全優勝と乗れている。コレクション組が不在だったが4月末の松戸と5月の大垣で優勝。
吉岡詩織や下条未悠は長い距離をもがける。前々の走りで本命選手が苦戦する可能性も。
宮地寧々も決勝進出候補の一人だ。